宮若市:特定環境保全公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

宮若市の特定環境保全公共下水道事業における経営指標は全体的に類似団体平均値より劣位となっており、特に経費回収率や汚水処理原価が劣位となっている。宮若市特定環境保全公共下水道事業は平成16年に事業を開始し、平成27年から市内の一部で下水道が使用できるようになった。現在も、下水道が使用できる区域を拡大させるための先行投資として、積極的に下水道工事を行っている状況である。また、下水道の供用開始から約5年と日が浅いため、市内において下水道を使用することができる区域が少なく、下水道が使用できる区域に住んでいる人で実際に下水道を使用している人の割合を表す水洗化率は42.06%と他の類似団体と比較して低くなっている。このため、1年間で下水道に流れる汚水の量を表す年間有収水量は低くなっており、料金収入が少ない状態である。このことから、類似団体平均値と比較し、汚水処理原価は高くなっており、経費回収率は低くなっている。

老朽化の状況について

宮若市の特定環境公共下水道事業は、下水道管の敷設工事等の施設整備事業を開始してから約16年、供用開始から約5年と、他の類似団体と比較して経過年数が浅いことから、施設の老朽化に伴って更新が必要なものは殆ど無い状況である。

全体総括

今後、経営の健全性・効率性を高めていくためには、水洗化率の向上に努め、有収水量を拡大し料金収入を増やすことが急務となっている。そのため、従来の下水道工事に加え、多量の汚水量が見込める工業団地、公営住宅、住宅密集地域等の下水道工事を行うなど、効率的かつ効果的に下水道整備を行うとともに、下水道が使用できるようになった地域への広報活動を強化することで有収水量の確保に努める必要がある。

類似団体【D3】

函館市 美唄市 森町 苫前町 標茶町 弟子屈町 外ヶ浜町 佐井村 二戸市 八幡平市 田野畑村 軽米町 長井市 金山町 浅川町 常陸太田市 八千代町 長野原町 横瀬町 神川町 上里町 檜原村 新島村 珠洲市 揖斐川町 伊東市 茨木市 市川町 高取町 吉野町 御坊市 大田市 江津市 西ノ島町 笠岡市 井原市 新庄村 鏡野町 奈義町 竹原市 世羅町 山口市 徳島市 板野町 つるぎ町 伊方町 土佐町 梼原町 太宰府市 宮若市 那珂川市 築上町 みやき町 玄海町 白石町 西海市 南島原市 和水町 南小国町 益城町 豊後高田市 小林市 大宜味村