収益等の状況について
①収益的収支比率・④売上高GOP比率・⑤EBITDAいずれの数値も非常に低い水準で推移しており、利用者増加に向けた取り組みや利用料金の見直し、経費削減など、経営改善が必要である。また、事業廃止や他用途転換についても検討する必要がある。
資産等の状況について
⑧設備投資見込額現在のところ、今後10年間での大規模な建設改良工事や修繕の予定は無いが、施設の状況や経営状態を見極めながら改修計画を立てる必要がある。⑨累積欠損金比率・⑩企業債残高対料金収入比率欠損金や企業債残高は発生していない。
利用の状況について
⑪稼働率類似施設平均値を大きく下回っており、稼働率10%以下で推移している。当施設はサーフィンビーチに隣接した駐車場であり、オフシーズン(11月~2月)は利用者が大幅に減少することが全体の稼働率低下に影響していると考えられる。
全体総括
東洋町第4号駐車場事業は非常に厳しい経営状況にあり、経営改善や今後を見据えた事業の継続可能性を検討する必要がある。また、当施設はサーフィンビーチに隣接した駐車場であることから利用者のほとんどがサーファーである。町の観光施策としてサーファー人口の拡大を推進するとともに、これと並行して一般観光客の利用促進にむけた取り組みを進める。