経営の状況について
平成30年度においては、夏子ダム本体に係る維持管理費が同会計となったため、一般会計への繰出金は無くなったが、発電量・売電益については、想定を上回っている状況である。なお、売電益については平成29年度と比較すると微減であるが、小水発電所施設・付帯施設の夏子ダム本体の維持管理費に充てており、一般会計からの繰入れはなく経常収支は黒字である。{歳入}事業収入8,932千円{歳出}発電所等管理費8,419千円繰越金(積立金)513千円
経営のリスクについて
水力を使用した発電ということで、発電量については比較的安定しているものの、夏場の渇水時の発電量低下や24時間常時稼働(発電)ということでの、想定外の機器等修繕が発生している。また、当該施設は徳島県により設置され、その後美馬市へ譲与された経緯より、初期投資に要する経費については企業債を活用していないため、企業債残高対料金収入比率は算出されない。なお、電気収益の全収入がFITで占められており、FIT適用期間終了(H46)後は、収入が大きく変動するリスクを抱えている。
全体総括
特殊な施設であることから、適切な日常管理や定期的な施設機能診断を的確に実施し、長期的に発電機器の機能保全が図れるよう、計画的な施策を検討し実施する。また、5年、10年を節目とし、機器のオーバーホール等の大規模な修繕が必要となるため、売電益余剰金の有効活用や、ストックマネジメント事業等の補助事業も視野に入れた、管理運営を図る。FIT適用終了(H46)後の事業のあり方については、現時点で方針は定まっていないが、今後策定を予定している経営戦略において、FIT終了による電力料収入の変動リスクも踏まえ検討することとしている。