周南市:漁業集落排水施設

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経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

経常収支比率は、一般会計からの繰入金により収益的収支を均衡させており、100%となった。累積欠損金は、発生していない。流動比率は、類似団体平均値と比較して低い。短期的な負債に対する支払能力という意味では、翌年度の使用料収入や一般会計からの繰入金等が原資として予定されており、問題ない。企業債残高対事業規模比率は、使用料収入に対し約13倍の企業債残高となり、類似団体平均値と比較して高い。経費回収率は、類似団体平均値と比較して高く100%となり、使用料で回収すべき経費は使用料で賄えている。100%となっているのは、資本費で分流式下水道等に要する経費としてみる部分に係る繰入金のためである。汚水処理原価は、類似団体平均値と比較すると低い。漁業集落排水事業独自の処理場を建設せず、公共下水道の処理場に接続していることが影響している。施設利用率は、公共下水道の処理場に接続しており、漁業集落排水事業としては算出されない。水洗化率は、類似団体平均値と比較すると低い。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率は、類似団体平均値と比較すると低い。しかしながら、企業会計に23年度に移行した際、減価償却が終わっていない部分のみを固定資産に計上したことが影響しており、必ずしも類似団体に比べて施設の老朽化が進んでいないということではない。管渠老朽化率と管渠改善率は、供用開始から22年目の事業であり、法定耐用年数を経過した管渠は無いため、0%である。

全体総括

漁業集落排水事業は、事業規模が小さく経営効率も悪いため、収益的収支の黒字化は困難である。使用料で経費を賄うことができている状況だが、元々の処理区域内人口が少ない上に、人口減少が進んでおり、一般会計からの繰入金が欠かせない状況にある。下水道使用料の設定など、公共下水道事業の経費回収率等を勘案しながらの経営となる。今後、更新・修繕が見込まれる施設について、計画的な事業の実施を図り、公共下水道事業との一括経営により、一層の経費の節減に努めなければならない。

類似団体【H2】

北見市 北斗市 上ノ国町 奥尻町 せたな町 泊村 積丹町 猿払村 枝幸町 利尻町 佐呂間町 湧別町 別海町 五所川原市 むつ市 平内町 深浦町 中泊町 東通村 佐井村 階上町 宮古市 大船渡市 久慈市 山田町 普代村 野田村 塩竈市 気仙沼市 南三陸町 男鹿市 由利本荘市 北茨城市 新島村 糸魚川市 氷見市 七尾市 輪島市 穴水町 能登町 敦賀市 小浜市 越前町 高浜町 若狭町 沼津市 下田市 南伊豆町 松崎町 南知多町 志摩市 南伊勢町 舞鶴市 京丹後市 伊根町 姫路市 豊岡市 南あわじ市 香美町 新温泉町 和歌山市 日高町 由良町 鳥取市 岩美町 海士町 西ノ島町 知夫村 隠岐の島町 笠岡市 瀬戸内市 呉市 三原市 福山市 大竹市 大崎上島町 下関市 長門市 周南市 周防大島町 阿武町 美波町 海陽町 さぬき市 三豊市 今治市 宇和島市 八幡浜市 伊方町 愛南町 須崎市 宿毛市 香南市 奈半利町 黒潮町 北九州市 糸島市 岡垣町 唐津市 太良町 長崎市 佐世保市 松浦市 対馬市 壱岐市 五島市 西海市 東彼杵町 小値賀町 臼杵市 豊後高田市 姫島村 日出町 延岡市 日南市 串間市 川南町 南さつま市 長島町 宇検村 宮古島市 南城市 座間味村 与那国町