🗾35:山口県 >>> 🌆下関市:農業集落排水
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経常収支比率収益的収支比率経費回収率汚水処理原価施設利用率水洗化率 |
経営の健全性・効率性について下関市は、現在4総合支所管内(8処理区)に農業集落排水施設が整備されている。使用料については負担の公平性を期すために平成20年9月に公共下水道の料金体系と統一し、現在に至っている。農業集落排水事業に係る専任の職員は3人で、菊川総合支所(5処理区)の管理を実施しており、他の3総合支所については兼務により業務を行ってる。経営状況について、使用料収入の徴収率は99%以上であるが、比較的新しい処理区について水洗化率が60%程度のため、未接続世帯に対する早期接続の促進を強化する必要がある。経常的な管理経費は極力抑えているが、経年による施設修繕料の増加や、地方債償還金の割合が大きいことから、収益的収支比率は約79%と低く、使用料収入で賄えない部分を一般会計からの繰入金で補っている。平成28年度から企業債残高対象事業規模比率が低下しているのは、分流式下水道に係る一般会計からの繰出金の算出基準が変更され、企業債残高に対して一般会計が負担する額が増加したためである。また、資本費に係る分流式下水道に要する経費が増加し、汚水処理費が減少したため、経費回収率、汚水処理原価は類似団体と同水準となった。経営の健全化のため、使用料の適正な料金への改定、水洗化率向上による財源の確保や、管理体制の効率化による更なる経費の削減に向けた検討が課題となっている。併せて、下関市汚水処理構想の見直しにより、公共下水道事業との連携も視野に入れ、関係部署との協力体制の強化を図ることも必要である。 |
管渠改善率 |
老朽化の状況について供用開始後20年を経過した施設もあり、老朽化による施設修繕は増加傾向である。一部の既存施設においては機能回復・強化を図るため国の補助事業により機能強化事業での改築を行ったものの、全体的に施設の老朽化が進みつつある。 |
全体総括今後、施設の経年劣化による処理能力の低下や維持補修費の増大が見込まれる。平成28年度に策定した経営戦略に基づき、水質や生活環境の保全に向け、長期的な観点から適切な施設の維持管理と安定した経営を行うにあたり、計画的な補修や更新整備等により施設の長寿命化や、維持管理費の低減を図る必要がある。そのため、補助事業を活用した施設の機能診断調査を実施し、その調査結果に基づき最適整備構想を策定する予定である。また、管理体制の合理化や見直しによる経常経費の削減、水洗化率の向上による料金収入増により経営改善を図る必要がある。 |
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