収益等の状況について
利用者の減少により収益については右肩下がりであるが、平成28年度に地方債償還が終了したため、今後は収益的収支比率は多少改善していくものと思われる。
資産等の状況について
建設から21年が過ぎ、設備機器の老朽がすすんでいる。地価については約2億円ほどであるが、累積赤字が約3億4千万円あるのが現状である。今後は機器等の入替、補修工事に約5千万円が必要と考える。
利用の状況について
当駐車場は、文化会館利用者と近隣商店街の利用を見越して建設されたが、立地的に離れている等の理由で稼働率が低い状況である。平成29年度から平成31年度の間は、近隣の大型ショッピングモールの建て替えにより、工事関係者等の一時的な利用が見込まれる。
全体総括
当駐車場は一般の駐車場とは異なり、文化会館利用者と地域商店街の賑わい活性をコンセプトに建設された駐車場であり、文化会館の駐車場という役割から今後も継続が必要であるが、近年、大型ショッピングモール等が郊外に進出し商店街への利用客が減少している状況である。また市内人口減少による利用者の低下も考えられる。現在赤字解消に向けて、電気使用料の削減及び機器のLED化により経費削減を進め、あわせて利用者の確保に努める予定である。