経営の健全性・効率性について
H28年度から企業会計へ移行したことにより、前年度数値表示が出来なくなり、単年度及び類似団体平均値比較の分析のみとなります。①経常収支比率及び水洗化率は類似団体平均値を上回っております。③流動比率及び⑤経費回収率は類似団体平均値より高く、当該値が100%以上であることは事業経営的に良好な状況であります。④企業債残高対事業規模比率が類似団体平均値より低いのは、企業債による投資が抑えられ、企業債残高が減少していっているのが要因と考えられます。⑥汚水処理原価は類似団体平均値より低いが、汚水処理費が抑えられている現状にあるためと考えられます。⑦施設利用率が類似団体平均値より低いのは、接続率が88.5%の状況であり、近年の水の使用量の低下及び少子高齢化による利用者の減少等が考えられます。経営の健全性・効率性を考えるうえで、引き続き経費の節減に向けた検討を進めていきます。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率が類似団体平均値より低いのは、固定資産が比較的新しく、類似団体平均値より法定耐用年数にまだ残りがある資産が多いことを示しています。施設供用開始から15年経過しつつあり、経年劣化による修繕等がでてきております。今後整備構想を策定し計画に沿った施設の整備を進めていく必要があります。
全体総括
今後、整備計画を策定し経営戦略に盛込み、投資の合理化を図り、健全で効率的な経営を目指していきます。