宍粟市:公共下水道
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率については、地方債償還金の一部を繰上償還し、高利率から低利率の地方債に借換を行ったことにより、地方債償還金が増加し前年度比20.56ポイント減となった。④企業債残高対事業規模比率については、類似団体の平均値と比べて高い傾向となっている。これは、資金不足に対する資金調達として資本平準化債を発行していることから企業債残高が多くなっていると考える。⑤経費回収率は、使用料収入に比べて、汚水処理費用が大きいため、類似団体の平均値と比べて低い状況となっている。収入の不足分については、他会計からの繰入金で賄っている状況であり、適切な使用料体系、運営体制のあり方や今後の投資のあり方を見直し、健全経営につなげる必要がある。⑥汚水処理原価については、本年度も類似団体の平均値より高くなっており、今後も汚水の維持管理費の縮減に努める必要がある。⑧水洗化率は、類似団体比較よりは高い水洗化率となっている。使用料収入を向上させるため、より一層、水洗化へのPRが必要である。
老朽化の状況について
③供用開始後15年以上が経過し、マンホールポンプ等の施設の老朽化が進んでいるため、修繕料が年々増加傾向にある。また、流域下水道についても施設の老朽化に伴い、更新及び修繕費の増加に係る費用が負担金として発生している状況である。
全体総括
地方債償還金の一部を高利率から低利率の地方債に借換を行ったことにより、支払利息の軽減による経費節減が期待される一方で、経常収支比率、経費回収率は、類似団体の平均値と比べて低く、他会計からの繰入金への依存を抑制するため、健全な経営化に向けて、経営体制のあり方や施設の統廃合を含めた今後の投資のあり方、適切な使用料体系、汚水処理費の削減、水洗化率の向上等の見直しが必要である。また、令和2年度から地方公営企業法の財務規定適用により、財務状況及び経営状況の透明化・明確化を図り、計画的で合理的な事業運営を図る必要がある。