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地域において担っている役割市民の命と健康を守り、安心で安全な医療を提供していくために、小児・周産期・救急医療などの政策医療を担うとともに、市内に不足している高度急性期医療の一部を担っています。
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経常収支比率
医業収支比率
累積欠損金比率
病床利用率
入院患者1人1日当たり収益
外来患者1人1日当たり収益
職員給与費対医業収益比率
材料費対医業収益比率
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経営の健全性・効率性について経常収支比率は98.5%で前年度から10.4ポイント減少しました。要因としては、川西市立総合医療センターの建物や医療機器等の減価償却費(非現金支出費用)の計上が令和5年度から始まったことによるものですが、前年度に比べ新型コロナ患者用の空床確保に伴う補助金が減少する等の影響がある中でも、「川西市立総合医療センター経営強化プラン」に掲げた事業収益・経常利益等の指定管理者の目標値は達成できており、効率的な病院運営を行なっていると認識しています。
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有形固定資産減価償却率
器械備品減価償却率
1床当たり有形固定資産
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老朽化の状況について川西市立総合医療センターは令和4年9月に開院し、約2年が経過しました。建物が新しいため、老朽化は起こっていませんが、長期修繕計画に基づき、適切な時期に計画的な施設・設備の保全、修繕工事等を今後行っていきます。
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全体総括新型コロナウイルス感染症が5類感染症に変更されて以降は、救急医療や小児周産期医療などの政策医療により注力しています。特に救急医療については、「断らない医療」をめざし、救急不応需案件の分析やベッドコントロールの工夫に取り組んだ結果、高水準の応需率で堅調に推移する等、公立病院として医療の提供に努めています。令和5年度では、設定した目標を上回る平均病床利用率92.5%を達成しており、全室個室の特徴を活かした適切なベッドコントロールを行っています。今後も指定管理者と共に、安定した経営のもとで、小児、周産期、救急などの政策医療に取り組み、高度急性期病床を一定確保し、医療の圏域内完結率の向上を図ります。
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