|
地域において担っている役割地域医療を担う自治体病院として、京都市立病院との連携の下、訪問診療・訪問看護等の在宅医療機能を強化することで地域に根差した医療・介護を提供する地域包括ケアシステムの拠点としての役割を担っている。
|
経常収支比率
医業収支比率
累積欠損金比率
病床利用率
入院患者1人1日当たり収益
外来患者1人1日当たり収益
職員給与費対医業収益比率
材料費対医業収益比率
|
経営の健全性・効率性について入院患者は前年度から横ばい、外来患者・介護施設利用者数が減少し、医業・介護収益は減少したが、⑤入院患者1人1日当たり収益は前年度を上回った。また、新型コロナに係る補助金収入や運営費負担金(新型コロナ臨時交付分)の減少も要因となり、①経常収支比率および②医業収支比率は前年度から悪化した。
|
有形固定資産減価償却率
器械備品減価償却率
1床当たり有形固定資産
|
老朽化の状況について減損処理に伴う簿価の切り下げにより①有形固定資産減価償却率が前年度を大幅に上回っている。建物の一部は築39年を経過し老朽化が著しくなっており、今後根本的な対策の検討が必要になる。
|
|
全体総括令和5年度は、地域包括ケアシステムの拠点施設として関係機関とのネットワークの構築を図り、地域包括ケア病床の運用や訪問診療・看護の充実に努めることで、地域に根差した医療・介護を提供した。高齢化の進展に加え、京北地域の人口の減少による患者数の減少や病床利用率の低下という厳しい状況ではあるものの、在宅医療の強化や入院患者の確保さらには医療従事者の安定的な確保等に取り組んでいく。
|