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地域において担っている役割地域唯一の病院として,京都市立病院との連携の下,訪問診療・訪問看護等の在宅医療機能を強化することで,地域に根差した医療・介護を提供する地域包括ケアシステムの拠点としての役割を担う。
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経常収支比率
医業収支比率
累積欠損金比率
病床利用率
入院患者1人1日当たり収益
外来患者1人1日当たり収益
職員給与費対医業収益比率
材料費対医業収益比率
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経営の健全性・効率性について地域包括ケア病床の運用や訪問診療・訪問看護等の地域ニーズに対応したことにより,⑤入院患者1人1日当たり収益及び⑥外来患者1人1日当たり収益については前年度を上回った。しかし,新型コロナを懸念した外出・受診控えなどの影響を受け,④病床利用率及び①経常収支比率については前年度を下回る結果となった。
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有形固定資産減価償却率
器械備品減価償却率
1床当たり有形固定資産
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老朽化の状況について器械備品において,医療機器等の更新により②器械備品減価償却率が前年度を上回っている。また,①有形固定資産減価償却率において類似病院平均値を下回っているものの,建物の一部は築後38年を経過している箇所もあるため,今後対策の検討が必要になる。
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全体総括地域包括ケアシステムの拠点施設として関係機関とのネットワークの構築を図り,地域包括ケア病床の運用や訪問診療・看護の充実に努めることで,地域に根差した医療・介護を提供した。一方で,新型コロナによる影響もあり,④病床利用率の低下に加え,患者数の減少に伴う医業・介護収益の減少により①経常収支比率は前年度を下回った。今後は在宅医療の強化や入院患者の確保等により収益向上を図り,病床利用率・経常収支比率等の改善に向けて取り組んで行く。
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