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人口の推移
財政比較分析表(2020年度)
財政力
財政力指数の分析欄
財政力指数は、主に税収入の多寡により決まるが、本市は税基盤が脆弱であることなどから低い水準で推移しており、類似団体平均を0.19下回っている。地方税の徴収強化などの取り組みを通じて、財政基盤の強化に努める。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
経常一般財源は、地方消費税交付金の増により、前年度に対して0.7%の増となった。一方、歳出における経常経費充当一般財源等は、人件費、扶助費、公債費、繰出金の増により、前年度に対して0.8%の増となったため、今年度の経常収支比率は、前年度より0.7ポイント上昇した。今後、公債費負担の増大が懸念されるが、歳入の一層の確保、歳出の抑制に努め、弾力性のある財政運営を目指す。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
会計年度任用職員制度の導入に伴い増となった。今後も給与の適正化及び賃金等の内部管理経費の縮減に努める。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
いずれの年も類似団体平均値と同程度で推移していることから、概ね適正であると考えられる。今後も引き続き給与制度及び給与水準の適正化に努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
定員の適正化については平成20年度に策定した「伊勢市定員管理計画」に基づき、平成24年度までの計画期間において総職員数(消防・病院職員を除く)の削減を行い、平成25年4月までの5年間で、職員165人の削減を目標に取り組んできた結果、目標を上回る職員173人の削減となった。平成27年度以降においては、業務量の増加、多様化、高度化する市民ニーズに的確に対応した行政サービスを提供できる体制を維持するために、「伊勢市職員の定員管理の基本的な考え方」に基づき、定員管理を行っている。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
普通交付税における基準財政需要額算入額は増加したが、それを上回る公債費の増加があったことから0.2ポイント上昇し、4.1%となった。今後も、大型の建設事業が見込まれていることから市債発行額の増大が懸念される。将来的には、長期的な視点に立った適正な公債管理により、市債残高の縮減及び交付税措置見込額を考慮した公債費に占める実地方負担額の縮減に努め市債残高の減少を目指した財政運営に努める必要がある。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
控除額が将来負担額を上回ることとなったため、分子要因がなくなり、本年度も将来負担率は算定なしとなった。今後も新規事業の実施については、取捨選択を行い、また行財政改革の推進等により公債費等義務的経費の削減に努めたい
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)
人件費
人件費の分析欄
会計年度任用職員制度の導入に伴い増となった。類似団体平均のほか全国平均も上回ることとなった。会計年度任用職員を含め、引き続き人件費の抑制に努める。
物件費
物件費の分析欄
会計年度任用職員制度の導入に伴い3.0ポイントの減となった。指定管理者制度や業務の民間委託が定着化してきたことから、今後の物件費については、横ばいとなっていく見込である。
扶助費
扶助費の分析欄
特定教育・保育施設や児童扶養手当支給事業における給付費の減などにより、前年度に対し0.6ポイント減となった。今後も精査し、給付費の抑制に努める。
その他
その他の分析欄
その他の経費については、後期高齢者医療保険特別会計及び介護保険特別会計への繰出金の増等により0.5ポイントの増加となった。今後も、医療保険及び介護保険の安定的な運営のための繰出金の増加が見込まれることから、長期的な視点に立った介護保険の運営に努める。
補助費等
補助費等の分析欄
病院事業会計繰出金等の増により、前年度より0.5ポイントの増となった。また、病院事業において、今後も経営改善に対する一般会計からの支援を求められていることから、他の補助金・負担金を見直すなど、一層の支出の抑制を図る。
公債費
公債費の分析欄
臨時財政対策債など、国の制度上、地方財源不足の補てん等のために発行した地方債による影響や、今後計画されている大型の普通建設事業に伴う起債の増加も見込まれることから、計画的な削減が困難な状況ではあるが、長期的な視点に立った、適正な公債管理が必要である。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費を除いた経常収支比率は、主に人件費、補助費、繰出金の増により前年度から0.7ポイント増加し、76.5%となった。今後もより一層の歳入の確保と歳出の抑制などに努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
議会費
労働費
消防費
諸支出金
総務費
農林水産業費
教育費
前年度繰上充用金
民生費
商工費
災害復旧費
衛生費
土木費
公債費
目的別歳出の分析欄
類似団体平均、三重県平均を上回っているのは、衛生費、商工費、土木費、教育費及び公債費で、教育費は、統合校整備の増額によるものである。次年度以降も統合校整備等の大型建設事業によるコスト増が見込まれるため、より一層の歳出抑制に努める。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
人件費
補助費等
災害復旧事業費
投資及び出資金
物件費
普通建設事業費
失業対策事業費
貸付金
維持補修費
普通建設事業費(うち新規整備)
公債費
繰出金
普通建設事業費(うち更新整備)
積立金
前年度繰上充用金
性質別歳出の分析欄
補助費等において、新型コロナウイルス感染症対策補助金等の影響により増大している。病院事業会計及び下水道事業会計への繰出や一部事務組合への負担金などにより高い水準で推移しており、類似団体内平均、全国平均を上回っている。普通建設事業に関しては、中学校統合校整備や中心市街地整備などにより更新整備分が大きく増えている。また、今後も、統合校整備など大型の建設事業が継続するため、より一層の歳出削減に努める必要がある。
実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)
分析欄
財政調整基金は大型建設事業等が継続しており、平成30年度、令和1年度に続き、令和2年度も一部取り崩した。実質単年度収支は前年度から1.11ポイント減少し、5年続けてのマイナスとなっている。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)
分析欄
病院事業会計については、一般会計からの繰出金により資金不足は発生していないが、今後も新病院の建設に伴う公債費負担が大きくなることから、更なる経営改善を進める必要がある。その他の会計については黒字で推移はしているが、健全な財政状況を維持するため、長期的な視点に立ち事業の推進を図る。
実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄
算入公債費の増加が元利償還金の増加を上回っているが、病院建設のための出資金等の影響による公営企業債の元利償還金に対する繰入金の増が主な要因で増額となった。今後は、市税、地方交付税をはじめ、歳入の大きな伸びが見込めないため、臨時財政対策債を含め地方債に依存した財政運営が予測されること、また、大型の建設事業が想定されていることから、地方債残高の抑制に努める必要がある。
分析欄:減債基金
満期一括償還地方債の起債は無し。
将来負担比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄
学校統合、新病院建設事業により、地方債現在高が増加し、将来負担額は増加した。また、基金の取り崩しにより充当可能基金は減少し、充当可能財源等は増加した。ただし、充当可能財源等の額が、将来負担額を上回っており、将来負担比率の分子はゼロ以下となった。今後、更に、市債発行額の増大が懸念されるため、長期的な視点に立った適正な公債管理に努め、市債残高の抑制及び交付税措置見込額を考慮した公債費に占める実地方負担額の縮減を図る。
基金残高に係る経年分析(2020年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)一般財源の不足を補うために財政調整基金の取り崩したことと、その他特定目的基金(地域振興基金、ふるさと創生基金等)をその目的に合致した事業の財源として取り崩したことにより、全体として1,833百万円の減となった。(今後の方針)合併特例措置の終了に伴う普通交付税の減額や公債費の増加に伴い一般財源の不足が見込まれることから、今後も一定程度の残高を確保しながら取り崩しをする予定である。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)一般財源の不足を補うため、取り崩しを行ったために減少した。(今後の方針)合併特例措置の終了に伴う普通交付税の減額や公債費の増加に伴い一般財源の不足が見込まれることから、一定程度の残高を確保しながら取り崩しをする予定である。
減債基金
減債基金
(増減理由)基金運用による利子積立により増加した。(今後の方針)公債費の増加が見込まれることから、一定程度の取り崩しを予定している。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)地域振興基金:市町村合併に伴う市民の一体感の醸成、及び、地域振興を図るふるさと創生基金:ふるさと創生に要する事業地域福祉基金:地域における福祉活動の促進、快適な生活環境の形成(増減理由)財源確保のため、地域振興基金、ふるさと創生基金、地域福祉基金等の取り崩しにより減少した。(今後の方針)合併特例措置の終了に伴う普通交付税の減額、また、合併特例債も発行終了となる。これにより市町村合併に関連した事業の確保のため、地域振興基金、ふるさと創生基金については一定程度の残高を確保しながら取り崩しをする予定である。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
当市では0.5%増の59.1%であり、増加傾向にある。所有している公共施設等の多くは、高度経済成長期とその後の十数年の期間に建設されたものであり、今後、更新時期を集中的に迎えることが見込まれる。平成27年度に策定した「伊勢市公共施設等総合管理計画」に基づき、公共施設等の総合的かつ計画的な管理を行い、財政負担の軽減化と平準化、最適な配置の実現を目指す。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
本年度、当市では680.0%であり、大型建設事業等により、地方債現在高が増加したことにより、類似団体平均や三重県平均、全国平均を上回った。また、今後も大型建設事業等が想定されているため、経常的な業務活動に係るコストを抑える一方、一層の地方債総額抑制と交付税措置を考慮した借入に努める必要がある。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
健全化法による将来負担比率は、平成27年度以降、充当可能な財源額が将来負担額を上回っているため算定されていない。(グラフ表記なし)
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
健全化法による将来負担比率は、平成27年度以降、充当可能な財源額が将来負担額を上回っているため算定されていない。(グラフ表記なし)なお、実質公債費比率は類似団体平均値を下回って推移している。
施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)
道路
橋りょう・トンネル
公営住宅
港湾・漁港
認定こども園・幼稚園・保育所
学校施設
児童館
公民館
施設情報の分析欄
認定こども園・幼稚園・保育所に関して、住民一人当たり面積は、令和元年度については、保育所の民間移管に伴い前年度を下回っているが、園児・児童生徒の総数は年々減少しつつあり住民一人当たり面積は増加傾向にある。「伊勢市公共施設等総合管理計画」の施設類型ごとの管理に関する基本的な方針において、「伊勢市の就学前の子どもの教育・保育に関する施設整備計画」及び「伊勢市立小中学校適正規模化・適正配置基本計画」の考え方に基づき、整理統合、更新する施設の複合化などを検討し、施設の総合管理を行うこととしている。公民館については老朽化が進行しつつあるが、「伊勢市公共施設等総合管理計画」の施設類型ごとの管理に関する基本的な方針において、今後の更新にあたっては、地域への譲渡等も含め、施設の複合化や集約化等を検討していくこととしている。
施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)
図書館
体育館・プール
福祉施設
市民会館
一般廃棄物処理施設
保健センター・保健所
消防施設
庁舎
施設情報の分析欄
一部事務組合により運営する一般廃棄物処理施設は施設の老朽化が著しく、今後、施設更新のための負担が見込まれる。消防施設の面積に関しては、広域消防体制(1市2町)であり隣接する2町から消防事務を受託していることから、消防本部施設が占める割合が大きく、住民一人当たりの面積は類似団体平均値より大きくなっている。
財務書類に関する情報①(2020年度)
資産合計
負債合計
1.資産・負債の状況
全体会計において、令和2年度末の資産総額のうちおよそ92%を固定資産が占め(2,619億円)、その内訳は事業用資産が913億円(32%)、インフラ資産が1,421億円(50%)で、大部分を占めている。一般会計等においても、資産総額のうちおよそ92%が固定資産で、そのうち46%が事業用資産、37%がインフラ資産となっている。負債については、その大部分が地方債で、一般会計等では539億円で80%、全体会計では1.021億円で66%を占めている。令和元年度末と比較すると、資産については一般会計等では2億円の減、全体会計では6億円の減となっている。一般会計における減少要因は、主に流動資産において財政調整基金の減によるものである。一方、負債においては、主に地方債の発行額が償還額を上回ったため、一般会計等で22億円の増、全体会計で16億円の増となりました。
純経常行政コスト
純行政コスト
2.行政コストの状況
令和2年度の純行政コストは、一般会計等においては604億円(対前年度154億円の増)、全体会計においては865億円(対前年度161億円の増)となっており、増加要因は経常費用における業務費用(人件費等)及び移転費用(補助金等)の増によるものであり、増加額の大部分は特別定額給付金を含む新型コロナウイルス感染症関連の補助金等(146億円の増)である。行政コスト全般をみると、間接的に住民サービスを提供する事業である移転費用が、直接的にサービスを提供する業務費用よりも大きくなっている
本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額
3.純資産変動の状況
一般会計等では、純行政コストから税収等や国県等補助金の財源を差引した本年度差額は25億円のマイナスで、これに無償所管換等を含めた本年度純資産変動額は24億円のマイナスとなっている。全体会計における本年度純資産変動額についてもマイナス22億円である。一般会計等、全体会計ともに純資産が減少しており、これはその分の負担が負債として将来世代へ先送りされたことを意味している。
業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支
4.資金収支の状況
業務活動収支は、一般会計等においては24億円のプラス、伊勢市全体会計においても56億円のプラスとなっている。これは、市が経常的な行政運営において実施する行政サービスに係る支出(人件費や物件費等、各種補助金や社会保障給付など)が、税収や国県補助金、使用料等の業務活動収入等で賄えていることを表している。投資活動収支は一般会計等においてはマイナス41億円、伊勢市全体会計においてもマイナス81億円である。市債の償還などに関わる財務活動収支では、一般会計等において21億円のプラス、伊勢市全体会計においては19億円のプラスであるが、これは過去に整備された公共施設等に係る市債の償還額よりも、公共施設等の整備に係る市債の発行額が上回ったことを表している。
財務書類に関する情報②(2020年度)
①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)
1.資産の状況
令和2年度の住民一人当たり資産額は前年度に比べ、9千円の増で類似団体平均値を上回っている。また、有形固定資産減価償却率は59.1%で前年度より微増しており、類似団体平均値は4.0ポイント下回っている。これらのことから、当市では減価償却は進行しているものの、統合校整備などを実施しており、類似団体よりも積極的に固定資産の更新を行っている状況にある。
④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)
2.資産と負債の比率
現世代の負担による資産の蓄積を表す純資産比率は、令和2年度は59.1%で、類似団体平均値を13.1%下回っている。一方で、社会資本等の形成に係る将来世代の負担割合を示す将来世代負担比率は25.2%で、類似団体平均値を11.0%上回っている。以上のことから、当市では地方債等の将来世代の負担により形成した資産の割合が高いことを表している。
⑥住民一人当たり行政コスト(万円)
3.行政コストの状況
令和2年度の住民一人当たり行政コストは48.6万円で類似団体平均を4.8万円上回っており、増加傾向にある。純行政コストのうち移転費用の伸びが大きく、374億円となっている。特別定額給付金を含む新型コロナウイルス感染症関連の補助金等が136億円の増であり、また社会保障給付は、年々増加しており、27年度と比較すると16億円のプラスで、行政コスト増加の主な要因となっている。
⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
4.負債の状況
令和2年度の住民一人当たり負債額は、前年度比2.2万円増の54.2万円で、類似団体平均を17.5万円上回っている。基礎的財政収支は平成28年度から、業務活動収支のプラスを投資活動収支のマイナスが上回っており、2年度はマイナス5,968百万円となっている。これは、近年、当市では統合校整備や本庁舎改修、新病院建設等の大型建設事業を実施しており、これらの財源を地方債でまかなったことによるものである。
⑨受益者負担比率(%)
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、令和2年度において1.5%で、前年度から1.1ポイント減である。また、類似団体平均3.4%を大きく下回っており、当市の行政サービスに対する直接的な負担の割合は比較的低い状況である。