収益等の状況について
①収益的収支比率は、収入に増加があった一方で設備の修繕・更新費用の増加が影響し低下したが、②他会計補助金比率及び③駐車台数1台当たりの他会計補助金比率は継続して平均値を下回っている。④売上高GOP比率及び⑤EBITDAは収益的比率と同様の理由により低下している。
資産等の状況について
供用開始から28年が経過して施設の老朽化が進む中、修繕や設備更新は不可欠となっており、今後も設備投資額は同様の規模で推移する見込み。また、地方公営企業法を適用していないため⑥有形固定資産減価償却率⑨累積欠損金比率については、「該当なし」になっている。
利用の状況について
駐車可能台数263台に対して定期利用が約200台を占めているため稼働率は平均値よりも低くなっている。平成25年度から隣接する雁宿ホール駐車場と一体利用できるよう改修して緩やかな増加傾向にあったが、平成30年度は同ホール施設工事の影響から低下。令和元年度は施設工事がなく増加に転じた。
全体総括
本駐車場単体では他会計からの補助に頼ることのない経営を継続しており、利用台数や売上は前年度と比べ上昇した。平成25年度から隣接する雁宿ホール駐車場と一体利用できるよう改修し利便性の向上を図っており、元年度は同ホールで施設工事に伴う利用停止期間がなく、年間を通して利用可能だったことが駐車場の稼働率上昇に繋がった。(令和2年度経営戦略策定予定)