富士市：南町公園駐車場

収益等の状況について

収益的収支比率は常に100％を超え、他会計から補助金を得ることなく収益を上げている。売上高GOP比率は常に平均値を超えている。EBITDAについては平均より低い値である。R2年度に料金改定を行ったことで収益等の状況は平均値との差に改善傾向が見られる。

資産等の状況について

商店街の近くにあるが、敷地は狭い。敷地の地価は近傍地より求めたものである。設備投資見込額は補修工事費及び修繕費を見込んでいる。

利用の状況について

公園の隣接地であり、ハローワークや市立体育館、商店街が近いことからそれらの利用者や、幼稚園の送迎に利用されている。商店街の集客減少や民間駐車場の増加に伴い、稼働率は減少傾向だが、150％程度を維持している。送迎のためなど、利用台数は多くても、短時間駐車の利用者が多いために収益増につながらないと思われるが、隣地の公園の改修を行ったことにより公園利用者の増加が見込まれる。

全体総括

新型コロナウイルス感染症の影響により稼働率は減少したものの、立地条件から固定利用者に恵まれた駐車場である。過去に指定管理者制度への移行が検討されたが、収益向上が見込めないとの理由で現行の管理が続いているため、当面は現状の管理を継続する中で収益向上を目指す。