収益等の状況について
当施設は、指定管理委託をもとに運営している。稼働率は従前から15%~13%であったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、半減している。収益的収支比率は平均より高いが、料金体系の都合上、変動が激しいことが想定される。(1部屋に大人数で泊まると単価が下がる)
資産等の状況について
施設は村で所有しており、指定管理者制度を導入している。管理運営を指定管理者に委託し、施設の修繕については、重大なものについては村が行っている。
利用の状況について
当該施設に風呂はなく、入浴については隣接施設の馬曲温泉での入浴が必要。また、食事は備え付けの調理場と調理器具があり自炊するか、外食をするという方式。お盆の8月、紅葉シーズンの10月、スキーシーズンで雪景色の見られる冬季など馬曲温泉の利用客の多い時期に連動して施設利用者が増える。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、年末年始、大型連休時など繁忙期の入込減少が大きな影響を与えている。
全体総括
馬曲温泉付近で唯一の宿泊施設であること、安価で宿泊できる施設であることから、一定の需要があると見込まれる。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、人込みを避けた場所で休暇を楽しむという需要も高まっており、その流れを取り込む必要がある。