農業集落排水施設 小規模集合排水 簡易水道事業(法適用) 公共下水道 簡易水道事業(法適用)
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中川村では人口の減少(平成17国調5,263人→平成22国調5,074人=-189人)や年々進む高齢化率に加え、村内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、財政力指数は類似団体平均を若干下回っている。平成16年度の市町村合併論議の末に「自立」の道を歩むこととなり、自立の村づくりに向け、過疎地域自立促進計画(平成22~平成27)、第5次総合計画(平成22~平成31)を策定し、少子・高齢化対策、自立の推進などを重点に、計画行政を進めている。今後も削減すべきところは削減し、投資が必要なところには投資をし、活力あるむらづくりを展開しつつ、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図っていく。
事務事業の見直し、組織機構の簡素合理化、行財政改革への取組を通じて義務的経費の削減に努めてきたことにより、平成14年度以降70%台後半で推移してきたものの、平成19年度の決算統計から算定方法の見直しがされ、下水道事業への基準内繰出しについて当年度の建設事業に係るものを除いて経常的経費に区分されたことから平成19年度には89.6%と大幅に悪化したが、次年度より改善が図られており、平成21年度決算では82.4%(前年度比-5.5%)、さらに平成22年度決算では81.2%(前年度比-1.2%)となったが、平成23年度決算では82.9%と経常経費の伸びに倣い増率に転じた。(歳出比較分析表参照)。
平成17年度から特別職報酬削減(村長30%、副村長18%、教育長7%)、収入役を置かない条例制定、保育園の統合(3→2園体制へ)、事務改善委員会の組織化及び平成18年度に議員の定数を16名→10名=-6名、また指定管理者制度の導入等様々な取り組みを実施してきた。今後も行財政改革の実施により、事務事業の見直し、組織機構の簡素合理化、計画的な職員採用を図り、人件費・物件費を含む歳出の縮減を図っていく。
平成18年度実施の給与構造見直しの中で一部国の見直しと差違があり類似団体平均を1.8%上回ったが、平成22年度では1.0%下回り、平成23年度では1.1%下回っている。今後とも勧奨退職制度の見直しや手当の抑制等給与縮減等の検討を行い類団平均値を下回るよう努める。
平成17年度に中川村集中改革プランを策定し、平成18年度の下水道事業完了の際には組織の見直しを行い6課体制から1課減の5課体制実施や、職員の人員削減等の取り組みを行ってきた。今後も適正な定員管理に努め、類団平均を上回らないよう現在の水準を維持していく。
平成23年度決算における実質公債費比率は前年度比-2.7%の9.6%となり、前年度に引き続き起債に許可が必要となる18%を下回ることができた。主な要因は、一般会計において、平成7年度から平成10年度までに集中的に実施した大型プロジェクトの教育文化施設整備(中川文化センター、サンアリーナ)の公債費が縮小してきたことによります。しかし、特別会計では、平成5年度から平成18年度までの14年間にわたり実施した下水道事業に係る起債の償還については、長期に渡り一般会計からの繰り出しに依存せざるを得ない状況が続きます。今後も交付税措置の有利な過疎債の活用を基本とし、交付税措置のない起債は借りない方針で運営を行っていき、比率悪化要因となっている下水道事業については、更なる水洗化の推進と使用料の適正化及び徴収率の向上を図り、償還財源の確保を図っていく。
将来負担比率については、前年度に引き続き類似団体平均を下回っており、平成23年度では5.9%(前年度比-5.4%)と、さらに将来負担が軽減となった。主な要因としては、地方債借入額の抑制や、数年にわたり実施している地方債の繰上償還による地方債残高の減、企業債残高のうち一般会計負担分の減額が挙げられる。今後とも、公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。
平成20年度とからほぼ横ばいで推移してきているが、臨時的支出を除く経常的財源で構成する人件費決算では、類似団体内平均を0.8%下回った。集中改革プランによる職員数の見直しを基にする職員数の減員、併せて年齢構成の若年化も要因となっている。
補助費は微少に上昇傾向にあるが、全国及び県平均を下回っている。特に補助交付金の抑制を図っていることが大きく影響していると考えられるが、以降、更に事業の見直し、改善を図る必要があ
一般会計の公債費では、平成10年度までに集中的に実施した教育文化施設整備等の負担が徐々に縮小してきたことにより、平成21年度を境に類似団体を下回る状態まで改善している。公債費に準ずる費用では、下水道事業会計において、平成5~平成18年度までの14年間にわたり実施した下水道事業の償還に対するもので、維持管理中心の事業構成となっていることから、現在減少傾向となっている。
公債費を除き、扶助費、補助費など軒並み経常収支比率は上昇している。ただし、補助事業などの事業実施に伴い、充当する臨時的特定財源の減少も経常収支比率の上昇の要因の一つとして考えられる。
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