収益等の状況について
アクセス道路が、災害復旧工事の影響で6月下旬まで通行止めだったことで開業が遅れ、春の行楽期の受け入れができなかった。台風等の豪雨の影響により、予約キャンセルがみられた。標高1,900mの立地条件により冬季休業となること。これらを要因とした稼働率の低下に伴い、受入客の減少及び収益の低下となった。天候等を要因とした稼働率の低下とならないよう、地域の観光協会や旅行会社と連携し、情報収集や情報発信を行い、受入客の増加を目指す。
資産等の状況について
標高1,900mの厳しい環境下で施設の至る箇所に劣化がみられる。また、開業当時(平成6年頃)の機械設備も現有しており、経年劣化による老朽化のため不具合が目立つ。指定管理者と施設設置者での連携を密にし、安定的な施設運営が可能となるよう、必要に応じた施設改修及び設備更新を順次を進める。
利用の状況について
標高1,900mの自然環境に自家用車で来ることができるということで、宿泊及び日帰りの来訪者も多いが、天候災害や冬季休業となるリスクは防ぎようがなく深刻な課題である。天候に左右されないプランの提案や集客の平準化に向け、地域の観光協会や旅行会社と連携し、情報収集や情報発信を行い、横ばい傾向にある宿泊客数動向の向上を目指す。
全体総括
当該施設については、前指定管理者が年度途中に撤退し、引き継ぎもない状況から現指定管理者が管理運営をしている。当該施設への集客は、地域の周遊観光や滞在型観光に波及するため、地域の観光協会や地域連携DMOと連携し、当該施設の利用を促進し、効率的な運営を目指す。