永平寺町:末端給水事業
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経営比較分析表(2021年度)
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、コロナ禍における巣籠り需要の継続により給水収益が伸びた一方で、施設の老朽化に伴い減価償却費が減額となったことや、それに関連した支払利息も償還進捗に伴い減額となったことなどから経常費用が圧縮され、前年度比で7.9ポイント減となったものの類似団体平均との比較では高い水準にある。流動比率は、前年度と比較し13.0ポイント増となったが、依然として類似団体平均との乖離は大きいことから、大規模な建設改良等、多額の現金を必要とする支出の際は、改めて費用の平準化を検討することで流動比率の安定化を図っていく。企業債残高給水収益比率は類似団体平均と比較して下回った。企業債残高は償還進捗により年々減少しているが、今後、管路更新等を行う際は新たな借入を行う必要があるため、計画的な借入を行う必要がある。給水原価は前年度と比較し9円の増となったが、類似団体平均との比較では50%台の水準を推移している。質の良い地下水が豊富であることから高度処理を施す必要がほぼないため維持管理費等でのメリットがあり、高い水準の料金回収率に繋がっていると考えている。現在は適正な状況であるが、今後の大規模な施設更新等を視野に入れ、更なる経営改善が必要である。施設利用率は53.8%であり、施設規模に対して大幅な余裕があり、安定的な運転管理ができた。有収率は前年度と比較して1.0ポイント上昇し、類似団体平均についても上回っているが、今後も有
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は類似団体平均を大きく上回っている。中でも機械及び装置の老朽化が著しいことから、R4年度において機械設備、電気設備はもとより管路等の耐震化も含めた本町上水道事業の更新計画を策定を予定している。今後は、更新計画に基いた設備等の更新を適切に行っていくと同時に更新後の施設維持に見合った供給単価を設定することで財源確保にも努めていく。
全体総括
現在の経営状況は良好な状態であるが、今後は人口減少等による給水収益の減や、施設の老朽化による修繕費の増が予想される。施設等更新の詳細な検討を行うと同時に本事業における資金状況を明らかにし、適正な料金算定を行うことで経営健全化、事業効率化を進めていく。また、R2年度に策定した上水道事業経営戦略の改定に検討内容を盛り込み、経営状況を可視化することで住民への周知及び理解をより一層図っていく。