福井県:工業用水道事業

地方公共団体

福井県 >>> 福井県

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度

経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

県営第一工業用水道事業、福井臨海工業用水道事業の両事業とも、今後の老朽化対策・耐震化等の設備投資の増加に備えて、効率的な維持管理や適切な料金設定により、経営の安定と資金確保に努めている。施設利用率及び契約率については、ともに類似団体平均値を上回っている。経常収支比率は、給水量の増加に伴う給水収益の増加により上昇しており、100%を上回っている。料金回収率は概ね類似団体平均値を上回っており、累積欠損金比率も0%を維持している。流動比率は、工事に係る預り金や未払金の増減により変動がみられるが、100%以上を確保している。企業債については、償還により残高が無いため、企業債残高対給水収益比率は0%となっている。今後も引き続き経営の健全化、効率化に努めていく。

老朽化の状況について

県営第一工業用水道事業、福井臨海工業用水道事業の両事業とも、給水開始から40年以上経過した施設であるため、有形固定資産減価償却率は、類似団体平均値と比べてわずかに高く、施設の老朽化の度合いが高くなっている。老朽化対策については、機能維持や安全性確保のため、点検、診断、修繕、更新等のメンテナンスサイクルにより、長寿命化を図り設備投資の抑制や平準化など、中長期的な視点で計画的に進めている。公営企業経営戦略において、計画的かつ効率的な更新計画を設定し、老朽化対策に取り組んでいく。

全体総括

現在の経営状況は概ね健全で、効率的な経営を行っていると判断できる。今後は老朽化対策に伴う、更新需要の増大や施設・管路の維持修繕に加え、新たな井戸工事や施設・管路の耐震化を予定しており、多額の費用負担が見込まれている。そのため、これらに見合う料金収入の確保及び施設・設備の長寿命化、経費節減に努め、より一層経営の健全化・効率化に努めていく必要がある。

類似団体【中規模】

岩手県 山形県 栃木県 東京都 富山市 高岡市 能美市 福井県 名古屋市 滋賀県 大阪市 神戸市 尼崎市 伊丹市 高砂市 鳥取県 呉市 大竹市 香川県広域水道企業団 松山市 新居浜市 高知県 福岡県 佐賀県 熊本県 宮崎県