南魚沼市:個別排水処理施設

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2020年度)

経営の健全性・効率性について

経営の健全性を示す経常収支比率は100%を達成しているものの、使用料収入で必要経費を賄う指標である経費回収率が38.53%と低くなっている。経費回収率が低いのは、個別排水処理事業で整備した地区が下水道区域や農業集落排水区域に比べ少人数世帯が多く、使用水量が少ないため汚水処理原価が高いことによるものだが、類似団体と比べてもその傾向が一層強いことがわかる。流動化比率は令和元年度と比較して高い数値となっている。令和元年度は決算処理において純利益を公共下水道に充てる処理を行ったが、令和2年度では赤字事業の補填のために純利益を分配する処理を行ったためである。企業債残高対事業規模比率については、今後、浄化槽の新規設置は特定地域生活排水処理事業により実施するため企業債の新規借入を行わず、企業債残高は減少していくため比率は下がっていく見込みである。水洗化率は100%であり整備・接続は完了しているが、施設利用率は39.18%と低い状況である。これは今後も人口減少により低下傾向が続くと予想される。

老朽化の状況について

浄化槽本体の耐用年数は28年であるが、個別排水処理事業での浄化槽整備は平成14年度から始まっているため、当面、浄化槽本体について更新等は不要であり、ブロワー交換等の維持管理が主になると想定している。

全体総括

当事業は市民生活の根幹にかかわる社会インフラであり高額な投資を要するが、使用料金は20㎡あたり3,845円と高料金であるため、市民生活への影響が大きく、また下水道事業や農業集落排水事業との公平性の観点からも使用料金の値上げは困難である。そのため汚水処理原価が高く、経費回収率が低い傾向は今後も続くものと思われる。当該事業においては必ずしも経営面で健全であるとはいえないが、令和元年度より公営企業会計に移行したことから、今まで以上に効率的な維持管理に努め、経費節減を図っていきたいと考えている。なお、平成28年度に策定した経営戦略は、公営企業会計に移行したこと、また、策定から4年を経過したことから令和2年度に改定を行った。

類似団体【L2】

帯広市 網走市 美唄市 士別市 名寄市 千歳市 滝川市 砂川市 深川市 登別市 恵庭市 石狩市 奈井江町 妹背牛町 北竜町 沼田町 占冠村 下川町 美深町 幌加内町 遠別町 猿払村 枝幸町 幌延町 美幌町 津別町 訓子府町 湧別町 西興部村 大空町 豊浦町 音更町 上士幌町 鹿追町 芽室町 更別村 大樹町 広尾町 幕別町 本別町 浦幌町 一戸町 登米市 栗原市 色麻町 秋田市 由利本荘市 仙北市 上小阿仁村 鶴岡市 酒田市 鮭川村 白鷹町 西会津町 三春町 渋川市 中之条町 嬬恋村 利島村 長岡市 十日町市 村上市 魚沼市 南魚沼市 阿賀町 刈羽村 砺波市 南砺市 七尾市 宝達志水町 中能登町 能登町 南越前町 おおい町 道志村 長野市 南牧村 御代田町 長和町 木祖村 筑北村 信濃町 飯綱町 高山市 中津川市 恵那市 飛騨市 揖斐川町 七宗町 白川村 長浜市 宇治田原町 豊能町 相生市 豊岡市 養父市 たつの市 福崎町 佐用町 香美町 高野町 岩美町 八頭町 松江市 浜田市 出雲市 安来市 江津市 雲南市 飯南町 美郷町 邑南町 西ノ島町 新見市 備前市 美作市 和気町 安芸太田町 萩市 今治市 愛南町 八女市 糸島市 佐賀市 伊万里市 嬉野市 江北町 山鹿市 菊池市 天草市 長洲町 小国町 氷川町