南魚沼市:公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

経営の健全性を示す経常収支比率は100%を達成している。また、使用料収入で必要経費を賄う指標である経費回収率も94.14%と100%に近い数値であり、汚水処理費や施設の維持管理費は使用料である程度賄うことができていると考えられるため健全な経営ができているといえる。経費回収率に関連して、汚水処理原価については不明水流入の影響があるものの令和2年度から1.73円下がった。財務の安定性を示す流動比率は8.31%と100%を大きく下回っているが、使用料収入や一般会計繰入金等の原資で企業債の償還を予定している。企業債残高対事業規模比率は、類似団体と比較しても高い数値となっているが、今後、企業債残高が減少していくため比率は下がっていく見込みである。施設利用率については不明水の流入量が影響すると考えられる。特に冬期間に発生する消雪水が老朽化したマンホール蓋から流入することを防ぐため、計画的にマンホール蓋の更新を実施している。また、管渠の破損等により地下水の流入がないかカメラ調査を計画的に実施していくこととしている。水洗化率は面整備を完了したことにより94.99%と類似団体と比較しても高い数値であるが、残りの未接続世帯についても引き続き接続の促進を図っていく。

老朽化の状況について

市が所有する処理場である「大和クリーンセンター」は、平成5年の供用開始から30年を迎える。施設の老朽化に対応するため、平成27年度から平成30年度まで長寿命化及び耐震工事を実施した。老朽化による機器の改築・更新や修繕を含めた維持管理費の増、及び「広域化」の流れから流域下水道への統合を検討し県と合意に至っており、令和12年度の実施に向けて進めているところである。管渠については、入替や更生はほとんど行っていないが、ストックマネジメント計画を平成28年度に策定し、平成29年度から老朽化したマンホール蓋の更新を実施している。

全体総括

令和元年度に公営企業会計に移行したことにより、今まで以上に高いコスト意識を持ち、老朽化しつつある処理設備の長寿命化やマンホール蓋の更新による不明水の削減等で維持管理費の節減に努める。水洗化率は既に高水準に達しており今後の大幅な改善は見込めない状況であるため、安全運用を確保しながら、より健全で効率的な下水道事業運営を図っていく。なお、平成28年度に策定した経営戦略は、公営企業会計に移行したこと、また、策定から4年を経過したことから令和2年度に改定を行ったが、中間の見直しを令和6年度に行う予定としている。

類似団体【Cd1】

美唄市 赤平市 紋別市 士別市 名寄市 砂川市 深川市 南幌町 奈井江町 長沼町 栗山町 美瑛町 上富良野町 浜頓別町 枝幸町 斜里町 興部町 大空町 白老町 洞爺湖町 新得町 清水町 芽室町 広尾町 池田町 本別町 浦幌町 標茶町 中標津町 田舎館村 雫石町 気仙沼市 白石市 角田市 村田町 川崎町 丸森町 男鹿市 仙北市 八郎潟町 村山市 長井市 高畠町 川西町 白鷹町 相馬市 猪苗代町 浪江町 ひたちなか・東海広域事務組合 益子町 那須町 草津町 みなかみ町 箱根町 南魚沼市 湯沢町 砺波市 小矢部市 南砺市 珠洲市 勝山市 あわら市 越前町 五領川公共下水道事務組合 山梨市 甲州市 忍野村 山中湖村 富士河口湖町 小諸市 東御市 辰野町 山ノ内町 野沢温泉村 瑞浪市 下呂市 加西市 篠山市 丹波市 播磨高原広域事務組合(事業会計分) 高野町 高梁市 備前市 美作市 和気町 早島町 勝央町 吉備中央町 長門市 美祢市 善通寺市 さぬき市 多度津町 阿蘇市 西都市 出水市 指宿市 本部町 嘉手納町 北谷町