地域において担っている役割
急性期医療を中心とし、一般診療のほか、救命救急医療、小児周産期医療、がん診療など高度急性期医療を担うとともに、「新型コロナウイルス感染症重点医療機関」として新型コロナウイルス感染症患者専用病床を確保し、積極的に受入れをし、良質で安全且つ安心な医療サービスを提供している。
経営の健全性・効率性について
3年度は、2年度と比較して、医業収支比率、経常収支比率ともに増加した。これは、入院収益、外来収益ともに、患者数及び患者1人1日当たり収益が増加し、医業費用の増加以上に医業収益の増収を果たしたこと。また、「新型コロナウイルス感染症重点医療機関」として新型コロナウイルス感染症への対応に積極的に努めた結果、病床確保料等の補助金を確保したことによる。引き続き、新型コロナウイルス感染症への対応に努めるとともに、患者数等の増加を図っていく。
老朽化の状況について
平成29年12月に病院の新築移転をし、また、令和2年度に旧病院跡地を売却しており、有形固定資産減価償却率は平均値を下回っている。
全体総括
経営の健全性・効率性については、新公立病院改革プランとして策定している経営計画に基づき、救急医療の強化、地域医療支援病院機能の強化、手術部門の強化等の推進により、医療の質の向上を図り、患者数及び患者1人1日当たりの収益の増加を確保していくとともに、費用の適正化にも取り組む。また、新型コロナウイルス感染症への対応を積極的に行い、地域への役割を果たしていく。老朽化の状況については、平成29年12月に病院の新築移転をしており、建物及び医療機器等の老朽化の度合いは低い。