地域において担っている役割
地域の中核病院として、主に急性期医療を中心とし、一般診療のほか、3次救急や小児・周産期医療、特定疾患治療の充実を図るとともに、夜間小児急病センターに医師を派遣するなど、市民への良質で安全且つ安心な医療サービスの提供に努めている。
経営の健全性・効率性について
収益面では、病床利用率、入院患者1人1日当たり収益及び外来患者1人1日当たり収益の増により、医業収益が大幅に増収した。損益面では、平成29年12月に新築移転したことにより、多額の減価償却費が発生したものの、医業収益が大幅に増収したことで、職員給与費対医業収益比率、材料費対医業収益比率、及び医業収支比率は改善している。しかしながら、累積欠損金比率、職員給与費対医業収益比率は平均値を上回り、経常収支比率も100%を下回っているため、引き続き、収益の増加及び費用の適正化に努めていく。
老朽化の状況について
平成29年12月に新築移転しており、有形固定資産減価償却率は平均値を下回っている。
全体総括
経営の健全化・効率性については、新公立病院改革プランとして策定している経営計画に基づき、救急医療の強化、地域医療支援病院機能の強化、手術部門の強化等の推進により、医療の質の向上を図り、患者数及び患者1人1日当たりの収益の増加を確保していくとともに、費用の適正化にも取り組み、経営改善を進め、地域への役割を果たしていく。老朽化の状況については、平成29年12月に新築移転しており、建物及び医療機器等の老朽化の度合いは低い。