地域において担っている役割
地域の中核病院として、一般診療のほか、高度な先進医療、特定疾患治療の充実を図るとともに、夜間小児急病センターに医師を派遣するなど、市民への良質で安全かつ安心な医療サービスの提供に努めております。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は平均値を3.6%下回っているが、当病院前年度比では1.2%増加している。医業収支比率は平均値を4.9%下回っており、給与費及び材料費等の医業費用の増加が原因となっている。累積欠損金比率はほぼ平均値である。病床利用率は許可病床ベースで70.1%(稼動病床ベースは75.4%)で平均値より下回っており、入院患者数減少によるものである。入院患者1人1日当たり収益は、主に手術件数の減少が原因で平均を下回ってしまった。職員給与費対医業収益比率は、給与費増加により類似病院に比べ高い水準となっている。材料費対医業収益比率は前年度に引続き、類似病院平均値を下回り順調に推移している。
老朽化の状況について
平成29年12月27日に松戸市千駄堀地区へ新病院建設・移転の予定である。建物が新築されることと、移転に伴い医療器械を大幅に更新する予定である。
全体総括
平成29年12月27日に松戸市千駄堀地区の新病院へ移転を予定している。新病院では、救急外来・集中治療病棟・手術室・検査室を医療動線上に配置し、診療体制の大幅な効率化を図る予定である。また、平成28年度で「松戸市病院事業経営計画第1次」が終了することに伴い、次期「松戸市病院事業経営計画第2次」に基づき、経営改善を図っていく所存である。