経営の健全性・効率性について
収益的収支比率はH28年度から100%前後で推移はしているが、経費回収率をみると全国平均及び類似団体平均よりも低くく、一般会計繰入金に依存しているのが現状である。汚水処理原価に関しては、全国平均及び類似団体平均よりも高く経費が掛かりすぎている。また、水洗化率も全国平均及び類似団体平均より下回っているが、高齢世帯等であり過疎化・少子化の進行に伴い多くの加入を見込むには厳しい状況にある。
老朽化の状況について
小規模施設であるため機器点数も少なく、重要な機器及びマンホールポンプの修繕については終えている。今後は、計画的に機器の修繕を行い安定した汚水処理に努める。
全体総括
供用開始後10年を経過したが、約4割が未加入である。未加入者のほとんどが、高齢世帯であり加入には厳しい状況ではあるが、過疎化や少子高齢化が進み、使用料収入が減る状況であるため加入促進に努める。また、今後は経営戦略を履行し使用料の改定も視野に入れ安定した経営を行えるように努めたい。