雫石町:末端給水事業
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03:岩手県
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、令和元年度は100%を上回っていますが、年々減少傾向にあり経営改善が必要です。②累積欠損金比率も、0%であり、起債の新規発行を抑制しています。③流動比率は類似団体と比較して、おおむね良好な数値で推移しています。④企業債残高対給水収益比率も低い水準であることから、料金収入にたいする債務返済の負担は低いことを示しています。⑤料金回収率が類似団体平均より低くなっているこに加え、100%を切っていることから、料金収入が十分ではないと言えます。⑥給水原価が類似団体平均値より高くなっていることから、適切な料金収入の確保や維持管理費の削減といった経営改善が必要と考えられます。⑦施設利用率は、類似団体と比較して高い傾向にあり効率的な施設利用となっています。⑧有収率は、類似団体平均値よりかなり低いが、昨年度より0.48ポイント上昇しており、主要管路が主に塩化ビニル管である統合した簡易水道の配水管を更新していることが影響していると考えられる。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、類似団体平均値と同程度となっており、法定耐用年数に近い資産が多いことが読み取れます。②管路経年化率は、類似団体平均値より高い数値となっているため、計画的な更新が必要と考えられます。③管路更新率は、昨年は0.16%であったが、橋梁架替工事に伴う添架管路布設替工事が終了し管路更新を実施出来たので今回は0.21%となり0.05ポイント改善しています。
全体総括
経営の健全性については、類似団体と比較して概ね良好な数値であり、健全性が保たれていると言えますが、今後の社会構造の変化による料金収入の減少に加えて、施設の更新需要に対応し、安定経営を行うため、料金改定や施設の見直しを含めた計画的な更新を行っていく必要があります。そのため、令和2年度に水道ビジョンおよび経営戦略を策定するなかで、施設の統廃合や料金改定に向けた検討を進めます。