二戸市：特定地域排水処理施設

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率営業費用と地方債償還金が減少し、使用料収入が増加したことにより比率が僅かに上昇した。⑤経費回収比率及び⑥汚水処理原価使用料収入の増加に加え、汚水処理費用の削減で経費回収比率が上昇し、汚水処理原価は下降した。⑦施設利用率近年の節水志向による1基あたりの汚水処理量の減少で施設利用率は下降傾向にある。⑧水洗化率新規の浄化槽設置による水洗便所設置済み人口が増加したが、浄化槽設置工事と宅内排水設備工事の完了時期のずれにより一時的に未接続扱いとなり水洗化率が下降した。しかし、早期の接続予定のため来年度は上昇見込みである。

老朽化の状況について

浄化槽設置後、15年程度経過するとブロワー本体の更新が必要となってくることから、維持管理費の平準化を図るため計画的な更新作業を実施する。

全体総括

特定地域生活排水処理事業は、平成13年度から旧浄法寺町において事業を開始しており、平成30年度末で管理している浄化槽は428基である。近年においては世帯の高齢化、人口減少等により新規設置希望者が減少傾向にあることと、旧二戸市の個人設置型浄化槽事業との制度の相違もあるため、新規の公共設置については平成31年度をもって終了する。なお、公共設置した既存浄化槽の維持管理については、当面これまでどおり市が維持管理業務を行う。