収益等の状況について
①収益的収支比率・当該比率は、改築事業により平成27年度から平成29年度まで収容台数を大幅に減らしたため、収益が減り、数値が100%を切り赤字で推移しています。改築事業は、平成30年度に完了しましたが、今後、改築事業費の償還が始まり、期間も長期に及ぶため、当該比率は、当面の間、赤字で推移すると予想しております。④売上高GOP比率・当該比率は、平成27年度から改築事業を実施したことに伴い、費用が増加したため、減少傾向にありましたが、平成29年度は、消費税還付金等の臨時収入があり、前年度より値が高くなりました。
資産等の状況について
⑦敷地の地価・駐車場周辺の八戸市中心街の地価が下がっており、当駐車場の地価も下がっていくと予想しております。⑩企業債残高対料金収入比率・中央駐車場改築事業の財源に充てるため、平成27年度から借り入れを行ったことから、数値は平成27年度から年々、増加傾向にあります。平成30年度、改築事業が完了し借り入れはなくなりますが、改築事業により多額な債務が残ったため、償還が完了するまでの間、当該比率は、平均値より高い数値となると予想しております。
利用の状況について
⑪稼働率・中央駐車場改築事業により平成27年度から大幅に収容台数を減らしたため、稼働率は平成29年度まで減少傾向にありますが、平成30年度に改築事業が完了し収容台数が大幅に増えたことから、今後、当該比率は大きく改善すると予想しております。
全体総括
・今年度、改築事業が完了したことにより、今後、稼働率は上昇に転じ、収入も増加しますが、改築事業の財源として多額の借り入れを行ったため、償還金の返済が終わるまでは、総費用が総収益を上回ることから、一般会計からの繰入金により赤字を補填する厳しい経営が続くと予想されますので、総費用の削減を図り一般会計繰入金の依存度を減らしていくよう努めてまいります。