経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について九度山町の簡易水道事業は、⑦施設利用率⑧有収率は全国平均並ではあるものの、①経常収支比率は類似団体平均値と比べて若干高い傾向にある。しかしながら、一般会計からの補助金に頼っているのが現状である。次に営業収益に対する累積欠損金の状況を表す②累積欠損金比率は、0%が求められるが、1.11%と類似団体と比較すると良い傾向が示されているが経営の健全化に課題を有しているのは事実である。よって、より一層給水収益の減少対策や維持管理費の削減に向けた取組を検討する必要がある。短期的な債務に対する支払能力を示す③流動比率については、類似団体と比較しても3分の1以下と悪い傾向が示されており、支払能力を高めるための経営改善が急務となる。また、④企業債残高対給水収益比率は非適時代と比較すると改善傾向にあるが、全国平均及び類似団体との比較では依然悪化傾向にあります。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について水道施設及び管路についても老朽化が進んでおり、段階的に更新を行っていますが、近年、機器等の突発的な故障による修繕も増えつつあります。今後も浄水施設、配水施設、管路等の更新、耐震化が必要となってきます。 |
全体総括令和5年度に一部事務組合の老人福祉施設が新たに建設されたことにより減少傾向に一時的に歯止めがかかったものの、今後も人口減に伴う水道使用量の減少により、基本的に給水収益の減少に歯止めがかからないと思われる。その反面で、配水施設の改良工事、水道管の更新工事等における建設改良費、維持管理経費及び企業債元利償還金等の費用負担が増大し、かつ、浄水施設の改修、耐震化問題など、課題が山積しているのが現状です。今後、水道を安定して供給を続けていくには、水道施設の省エネルギー化等による経費削減とともに財源の確保が重要な課題となりますので、令和5年度に改訂した経営戦略を元に、水道使用料の値上げについても検討をして参りたい。 |
出典:
経営比較分析表
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