出水市:農業集落排水
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率は、100%以上の場合が黒字であることを示す指数であるが、60%台で推移し赤字であることを示している。④企業債残高対事業規模比率は、前年度までは0であったが今年度は僅かに上昇した。現在農業集落排水施設機能強化事業を実施中であり、今後も徐々に上昇すると推測される。⑤経費回収率は、類似団体平均値を上回っているものの100%以下であり、適切な使用料水準が確保されていないことを示している。今後、料金の適正化に向けた検討が急務である。⑥汚水処理原価は、類似団体平均値を下回っており、汚水処理費用の効率化と削減が図られていることを示しているが、人口減少の影響により料金収入の減少が見込まれることから、更なる経費の効率化と削減が必要である。⑦施設利用率では、類似団体平均値、全国平均値と比べ上回っているため、施設規模は適正と判断される。ただし、人口減少、節水型機器の普及により、年々処理水量が減少し利用率は下降している。⑧水洗化率では、類似団体平均、全国平均を上回っており、適正な状況に近いと判断される。水洗化率の向上は使用料収入の増加につながることから、経営改善の施策として取り組むこととしている。
老朽化の状況について
農業集落排水は、管渠の標準的耐用年数は50年であるが、供用開始後27年を迎え、老朽化を示す指標や改善率については、調査検討すべき課題であると捉えている。将来の管渠等の老朽化に備えるため、料金の適正化に向けた検討と併せて管渠等の状況把握を的確に行う必要がある。
全体総括
人口減少による使用料収入減少が危惧される中で、老朽化対策については計画的に実施しなければならない。その更新費用の財源は、起債と繰入金頼みであることから、料金改定による財源確保と施設の長寿命化のための計画見直しを検討する必要がある。令和2年度からの地方公営企業法適用による企業会計移行によって、経営状況の把握が一層明確になることが期待される。今後は「経営戦略」の策定により適正な料金改定を実施し、アセットマネジメントにより事業の経営健全化を図っていきたい。
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