西都市:公共下水道

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地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

当市においては、令和元年度から法適用の公営企業会計に移行した。①経常収支比率は100%を超え、②累積欠損金比率も0%であるが、③流動比率が14.61%と低いため、1年以内の短期的な債務に対する支払いを賄えておらず、経営改善を図る必要がある。④企業債残高対事業規模比率は類似団体より高く、使用料収入に対する企業債残高の割合が高い状況であることを示している。これは施設の改築更新事業を継続して実施しているためであると考えられる。⑤経費回収率は100%を若干上回っている状況であるが、今後も適正な使用料収入を確保し経費回収率の向上に努めていく。⑥汚水処理原価は類似団体と比較すると汚水処理に係るコストは低くなっているが、費用の効率性を高めるよう、経費削減への取り組みを継続する必要がある。⑦施設利用率は類似団体よりやや高い数値となっているが、施設は全体計画能力を有しているため現在は処理能力にまだ余裕のある状況である。⑧水洗化率については類似団体より高い数値となっているが、この後も水洗化率の向上に努めていく。

老朽化の状況について

当市においては、平成元年度から公共下水道を供用開始しており、開始後30年が経過している。管渠整備は昭和55年度より実施しているが、現在、法定耐用年数を超えた管渠はなく、布設から約40年が経過するものも目視調査の結果、老朽化も確認されていない。一方、下水処理施設については老朽化が進んでおり、機械・電気設備の修繕が多くなってきている状況である。今後ストックマネジメント計画に基づいた施設の改築更新を実施していく予定である。

全体総括

経営状況については、収益で費用を賄えておらず、その収益も料金収入以外は、一般会計からの繰入金に依存しており、経営の健全性が確保されているとはいえない状況である。今後も適正な使用料収入の確保及び汚水処理費の削減を行い、経営状況を改善していく必要がある。また、管渠については法定耐用年数を超えたものはなく、早急な改善等の必要性は低いが、施設についてはストックマネジメント計画に基づいた改築更新を実施していく必要がある。今後の施設更新等の財源確保のため、料金改定についても検討し、計画的な更新を行っていく必要があります。経営戦略については令和2年3月に見直しを実施した。

類似団体【Cd1】

美唄市 赤平市 紋別市 士別市 名寄市 砂川市 深川市 南幌町 奈井江町 長沼町 美瑛町 斜里町 興部町 白老町 洞爺湖町 新得町 清水町 芽室町 広尾町 池田町 浦幌町 標茶町 田舎館村 雫石町 気仙沼市 角田市 村田町 川崎町 男鹿市 仙北市 村山市 長井市 高畠町 川西町 白鷹町 猪苗代町 那珂市 益子町 那須町 草津町 みなかみ町 箱根町 湯沢町 勝山市 あわら市 越前町 五領川公共下水道事務組合 山梨市 甲州市 忍野村 山中湖村 富士河口湖町 山ノ内町 野沢温泉村 瑞浪市 下呂市 篠山市 丹波市 高野町 備前市 美作市 和気町 早島町 勝央町 吉備中央町 長門市 美祢市 東かがわ市 阿蘇市 西都市 出水市 指宿市 本部町 嘉手納町 北谷町