宮崎県:電気事業

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収録データの年度

2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度

経営比較分析表(2021年度)

20112012201320142015201620172018201920202021100%102%104%106%108%110%112%114%116%118%120%122%経常収支比率
2011201220132014201520162017201820192020202194%96%98%100%102%104%106%108%110%112%114%116%118%営業収支比率
20112012201320142015201620172018201920202021400%420%440%460%480%500%520%540%560%580%600%620%640%流動比率

経営の状況について

経常収支比率・経常収支比率は100%以上であり、引き続き健全経営を維持している。・R03は、前年度より経常費用が増加したこと等により、前年度から6.2ポイント減となっている。営業収支比率・R03は、前年度より営業費用が増加したこと等により、前年度から7.1ポイント減となっている。流動比率・流動比率は100%以上であり、引き続き健全な状態である。・R03は、流動資産の減等により、前年度より比率が低下している。供給原価・R03は、前年度より経常費用が増加したことから、前年度より上昇している。EBITDA・R03は、前年度より経常費用が増加したことから、前年度より低下している。
201120122013201420152016201720182019202020210%設備利用率
2011201220132014201520162017201820192020202126%28%30%32%34%36%38%40%42%44%46%48%50%52%54%56%修繕費比率
2011201220132014201520162017201820192020202162%64%66%68%70%72%74%76%有形固定資産減価償却率
20112012201320142015201620172018201920202021-0%0.2%0.4%0.6%0.8%1%1.2%1.4%1.6%1.8%FIT収入割合

経営のリスクについて

設備利用率・R03は、前年度に比べ降雨が少なかったことなどから、前年度より低下している。・水力発電は降雨による影響を強く受けることから、これまでと同様に、降雨予測等をうまく活用しながら、効率的なダム貯水池水位運用を行っていく。修繕費比率・R03は、発電機精密点検工事に係る特別修繕引当金繰入額の増に伴い比率が高くなっている。精密点検工事に係る費用は増加傾向にあるため、工事を実施する周期や工事内容の検討を行う必要がある。企業債残高対料金収入比率・企業債残高対料金収入比率は逓減している上に、全国平均と比較しても低く抑えられている。・今後も計画的な設備更新と企業債償還を行っていく。有形固定資産減価償却率・有形固定資産減価償却率は逓増している上に、全国平均と比較しても高くなっている。・現在、渡川発電所や綾第二発電所の大規模改良工事など、老朽化した施設の更新を計画的に進めているところであり、今後も令和2年3月に策定した「宮崎県企業局経営ビジョン」における投資計画等に基づいて、計画的な更新を行っていく。FIT収入割合・FIT収入割合は低く、固定価格買取制度の調達期間終了後、収入が大幅に減少するリスクは少ない。・大規模改良工事を実施している渡川発電所や綾第二発電所において、固定価格買取制度による売電を予定していることから、工事完成後はFIT収入割合が増加する予定である。

全体総括

「経営の状況」、「経営のリスク」共におおむね良好な状態ではあるが、現在、国において進められている電力システム改革も最終段階にあることから、その動向を注視しながら、今後、企業局を取り巻く環境の大きな変化に的確に対応する必要がある。また、発電所やその関連設備については、建設してから相当の期間を経過している設備もあることから、更新工事に必要な財源を確保するとともに、設備の適切な改修等を計画的に行う必要がある。今後は、これらの課題解決に向けて、「宮崎県企業局経営ビジョン」に基づく企業経営を着実に実行し、引き続き健全経営を維持しながら、本県の産業経済の振興と住民福祉の増進を図っていく。