あさぎり町：末端給水事業

経営の健全性・効率性について

経常収支比率については、昨年度より経費が削減できたものの総収益においても減少となったため、昨年度より数値が減少している。また、累積欠損金については、使用料の改定等の経営改善により消滅している。平成２７年度から水道施設整備実施計画に基づいた老朽管の更新事業を行っているため、設備投資費用もかさんでおり、経営状況はさらに厳しくなることが予想される。

老朽化の状況について

平成２６年度に策定した水道施設整備実施計画に則った老朽管の管路更新事業を平成２７年度から実施している。計画策定から５年間を迎えた現在、人口減少や水道施設の老朽化など状況の変化に対応するため、計画を見直し、「あさぎり町水道施設整備実施計画」を再検した計画書を策定。老朽管の更新や施設の統合など実施していく予定であるため、管路経年化率については徐々に改善するものと思われる。

全体総括

平成２６年度策定の「あさぎり町水道施設整備実施計画書」に基づき、平成２７年度から老朽管の更新事業を行っているが、令和元年度には「実施計画」の再検討が必要な個所をピックアップし、老朽管更新や施設の統合などの計画策定を行った。今後も財政上無理のない計画的な施設整備計画を進めるとともに、料金改定や経営内容の見直しを行い、一層の経営の健全化を図りたい。