経営の健全性・効率性について
①経常収支比率②累積欠損金比率⑤経費回収率経常収支比率は類団と比較して低く92%であるものの経費回収率は類団より高い水準である。令和2年度に策定した経営戦略を最新データに更新し、適正な使用料金体系の見直し等により、経常収支比率の改善に努めるとともに累積欠損金比率を極力低く抑えるよう経営改善に努める。③流動化比率短期的な債務に対する支払能力が類団より10%程度低いため経営改善が必要である。④企業債残高対事業規模比率類団比較でほぼ同等であり、今後も注視していく⑥汚水処理原価類似団体との比較では低くなっているが、今後も継続して経費削減や接続率の向上に努める。⑦施設利用率今後、処理水量の増加を見込んでおり、他の処理場の編入の検討も踏まえ、3系統目の増設増強工事を行っている。⑧水洗化率若干の増加はしているものの、公共水域の水質保全に向けて、引き続き未接続世帯への戸別訪問等により水洗化率向上に努める。
老朽化の状況について
定期的に点検調査を行い、令和元年度に策定したストックマネジメント計画による、緊急性等の優先順位に基づき効率的な老朽化対策を行い、安心・安全の確保に努める。
全体総括
維持管理と改築更新、経営の効率化と健全化を図るため、令和2年度から公営企業会計に移行し、経営状況の明確化が図られている。今後は、更なる経費削減及び更新投資等に充てる財源確保に資するため、引き続き包括的民間委託を継続し、戸別訪問による水洗化率の向上に努める。また、令和2年度に策定した経営戦略を見直し、適正な料金設定を検討し、経営の向上に努める。