菊池市:特定環境保全公共下水道
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43:熊本県
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菊池市:特定環境保全公共下水道
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経営比較分析表(2014年度)
経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は経年比較でほぼ右肩上がりとなっており、経費回収率も高水準となっているため、経営が安定している。企業債残高対事業規模比率は類似団体との比較では低く推移している。汚水処理原価については、類似団体との比較では低くなっているが、料金設定は類似団体と比べたとき概ね同じ程度となっているため、今後も経費削減に努め汚水処理原価を低く保つ必要がある。施設利用率については、類似団体との比較では同じ程度の利用率となっているがまだ余裕があるため、将来的には近隣地区にある農業集落排水事業との処理施設統合等を検討し、利用率の向上を目指したい。
老朽化の状況について
管渠については、供用開始後30年程度経過しているものがあるものの、耐用年数を迎えているものはなく、しばらく管渠の改築等は発生しない予定である。処理施設については2ヶ所あるが、まず平成28年度から改築更新が始まるため、財源の確保が必要になる。今後の改築更新により、電気料等の施設の維持管理経費の削減が見込まれる。
全体総括
料金設定も総務省の「今後の下水道財政の在り方に関する研究会」で示されている金額と比べあまり変わらない程度となっており、経費回収率等も高水準となっていることから、経営状況としては概ね健全となっている。汚水処理原価も低くなっているが、処理施設の改築更新を進めることから、起債償還額の増加が見込まれ、経営を圧迫しかねない。今後、料金設定については慎重に検討し、経費削減を常に意識し経営しなくてはならない。