経営の健全性・効率性について
①経常収支比率、②累積欠損金比率、⑤経費回収率については、事業区域内における人口密度が低く、事業規模に相当する使用料収入が得られていないことなどから、厳しい経営状況となっているものの、令和元年度で整備を完了していて、接続戸数は順調に増加しており、各指標についても改善傾向となっている。今後は維持管理のフェーズに移行することとなり、暫くは接続戸数の増加による使用料収入の増に期待できるものの、一定期間経過後は人口減少も相まって使用料収入が減に転じる恐れがあることから、引き続き接続促進に注力し最大限の収入確保を図るとともに、更なる安定経営のため業務の効率化に努めていきたい。
老朽化の状況について
供用開始から間もなく、令和元年度で整備が完了したばかりであることから、老朽化には至らない状況である。
全体総括
本市では、公共下水道、特定環境保全公共下水道及び農業・漁業集落排水事業を一つの事業とし、4事業を通して安定経営に努めることとしている。本市の漁業集落排水事業は、令和元年度で整備が完了していることから、今後は接続促進による収入確保及び業務の更なる効率化を進めていきたい。