福岡市:工業用水道事業

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収録データの年度

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経営比較分析表(2019年度)

201420152016201720182019202020210%累積欠損金比率
20142015201620172018201920202021150%200%250%300%350%400%450%500%550%600%650%700%750%流動比率
20142015201620172018201920202021200%300%400%500%600%700%800%900%企業債残高対給水収益比率
20142015201620172018201920202021104%106%108%110%112%114%116%118%120%122%124%126%料金回収率
201420152016201720182019202020214,900円5,000円5,100円5,200円5,300円5,400円5,500円5,600円5,700円給水原価
2014201520162017201820192020202168%70%72%74%76%78%80%82%施設利用率
2014201520162017201820192020202141%41.5%42%42.5%43%43.5%44%44.5%契約率

経営の健全性・効率性について

経常収支比率は安定して100%を超え、累積欠損金は生じていないことから、類似団体と比較して健全な状態を維持している。一方で、老朽化した基幹管路更新のために企業債を活用してきたことにより、企業債残高は給水収益の約5.3倍と、類似団体平均よりも高くなっている。給水原価は類似団体平均より高く、供給単価も累積欠損金を生じさせないようにするため高くなっており、結果として、料金回収率も高い傾向にある。流動比率については、類似団体平均を大きく下回っているものの、例年100%を上回っているため、支払い能力に問題はない。また、効率性について、施設利用率・契約率ともに類似団体平均を下回っており、新規ユーザーの獲得や契約水量の増加が課題となっている。
2014201520162017201820192020202149%50%51%52%53%54%55%56%57%有形固定資産減価償却率
2014201520162017201820192020202160%61%62%63%64%65%66%67%68%管路経年化率
20142015201620172018201920202021-0%0.2%0.4%0.6%0.8%1%1.2%1.4%管路更新率

老朽化の状況について

管路経年化率は、法定耐用年数である「40年」を経過した基幹管路を現在も運用中のため、ほとんど一定の値を示している。なお、現在基幹管路の更新工事を既設管と別路線で整備しており、その完了後、支管の更新を行う計画で事業を進めている。また、管路更新率については、事業の主たる部分が基幹管路布設工事となっており、撤去する管がほとんどないことから更新率が0の年度もあるが、一部配水支管の更新を行う年度もあるため、数値としては年度によってバラつきがある。

全体総括

毎年度安定的に純利益を確保しており、経営の健全性は維持しているが、依然として多額の企業債残高を抱えており、中長期的に経営は厳しい状況にある。現在、老朽化した配水管の更新事業を進めており、企業債残高増が見込まれるため、安定経営のために経営の効率化や需要拡大が課題となっている。


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本ウェブサイトは、地方公共団体の財政に関するオープンデータのうち再利用困難なものを収集・整理し、
日本の経済学・財政学・情報技術の発展をめざして公表する場です。またオープンサイエンスの意味合いも含みます。
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