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人口の減少(前年比-534人)や高い高齢化率(平成30年度末42.72%県平均32.05%)に加え、長引く景気低迷等による影響を受け、0.22と類似団体でも最下位に位置している。そのため、行政評価と連動した予算編成を行い、行政コストの縮減に努めるとともに、統廃合が可能な施設は統廃合するなどして、効率的な行財政運営を推進する。そのほか、投資的経費についても、事業の緊急度・優先度を考慮し、身の丈にあった事業の実施に努めるとともに、町税の徴収体制強化、町有財産の有効活用など、自主財源の安定確保にも一層努めていく。
平成29年度の91.2%と比較して2.1%上昇した。主な要因としては、地方交付税の段階的縮減等による普通交付税(臨時財政対策債含む)の減収(-342,973千円)により、分母となる経常一般財源が減少したこと、介護・訓練等サービス給付費の増加などによる扶助費の増(前年度比76,834千円)が挙げられる。今後は、退職者不補充等による人件費の抑制にも限界があり、老朽化した施設の維持補修費等の増加も見込まれるため、集中と選択、行政評価によるスクラップ・アンド・ビルドを進め、更なる経常経費の節減に努める。
類似団体、全国及び愛媛県平均と比較して、最も高い水準(人口1人当たり222,011円)となっている。人件費は、前年度比-20,634千円、物件費は、前年度比-33,641千円と、それぞれ減少しているものの、町村合併に伴い一部事務組合から引き継いだ消防本部やごみ処理施設の影響や、半島部を多く有する地理的要件などにより、人件費や物件費は類似団体と比較して、高い水準にあることから、結果、人口一人当たりのコストも高い水準となっている。今後も更なる定員の適正化や維持管理費等の経費節減に努める。
町村合併に伴い一部事務組合の職員の身分がそのまま引き継がれたことや、半島部を多く有する地理的要件などもあり、職員数の削減にも限界はあるが、職員数自体は、年々減少傾向にある。しかしながら、人口の減少が前年度比-534人となることから、結果、人口1,000人当たりの職員数は、15.92人(前年度比0.3人減)で、類似団体中最も多い状態である。そのため、施設の統廃合や指定管理者制度の導入などに努め、職員の適正な人員配置を行いながら、より一層の定員適正化を図る。
緊急度・優先度を考慮しながら投資的事業を実施することで地方債発行の抑制に努めており、3ヵ年平均で、類似団体、全国及び愛媛県平均を共に下回る6.4%となり、前年度と比較して、0.3ポイント増加した。しかしながら、単年度で見ると、平成30年度は6.5%で、前年度と比較すると0.2ポイント減少した。今後も、選択と集中による投資的経費の縮減を図りながら公債費の抑制に努め、将来を見据えた身の丈にあった財政運営を行う。
類似団体、全国及び愛媛県平均を共に下回る0.2%となり、前年度と比較して、6.1ポイント低下した。主な要因としては、地方債現在高の減少(前年度比-946,072千円)が挙げられる。今後も選択と集中による投資的経費の縮減を図りながら、地方債の償還を上回る発行を抑え、将来に負担を残さないよう身の丈にあった財政運営を行う。
町村合併に伴い一部事務組合の職員の身分をそのまま引き継いだ結果、町の規模に対して職員数が増大し、経常収支比率を押し上げる要因となっている(27.6%類似団体平均25.2%)が、職員の定員管理や給与の適正化等に努めており、町村合併を行なった平成16年度と比較して、職員数で-181人(515人→334人)、その一般財源は-1,196,861千円(3,830,256千円→2,633,395千円)、経常収支比率で-10.6ポイント減少(38.2%→27.6%)している。今後も引続き職員の適正な人員配置や定員の適正化を図り、人件費の削減に努める。
全国平均、愛媛県平均及び類似団体と比較しても高い水準にある。県内最南端(県庁まで約130㎞)に位置するなど地理的条件により発生する旅費及び燃料費等の経費や年々増加傾向にある電算関係費が物件費を押し上げる要因と考えられる。合併後、各種経費の節減や施設の統廃合(合併後、保育所8施設、学校11施設)に取り組んでいるが、電算関係費等の増加により、平成29年度と比較すると、金額で106,178千円減、経常収支比率で0.5ポイント減少している。行政評価を実施しながら、より経費削減に取り組む。
経常的な扶助費については、概ね5%前後で横ばいの状況にあるが、前年度5.5%と比較すると1.0ポイント上昇した。全国平均12.6%及び県平均11.4%を下回っており、類似団体とも同程度の水準にはあるが、今後も、比率上昇の抑制に努める。
その他については、国民健康保険、介護保険、小規模下水道事業など特別会計への繰出金が主なものである。経常収支比率は、類似団体、全国及び県平均を共に下回っているが、今後も、経費節減、料金の見直しなどを行い、公営企業会計にあっては、独立採算の原則に立ち返った運営に努める。
補助費に係る経常収支比率は10.2%で、類似団体平均を下回っているが、平成29年度と比較すると、各種事業負担金などの増加により、金額で8,290千円、経常収支比率で0.5ポイント上昇した。今後も、補助金の適正化に努め、その必要性、費用対効果について十分精査し、比率上昇の抑制に努める。
公債費の経常収支比率は24.0%で、全国平均16.6%及び県平均17.4%を大きく上回っており、類似団体平均21.1%と比較しても高くなっている。地方債を伴う事業については、特に緊急性・重要性を考慮しながら優先順位をつけて計画的な実施に努めており、地方債残高は合併当初と比較すると、約64億3千万円減少(26,772,978千円→20,343,365千円)している。また、大型ハコモノ建設にも目途がつき、今後は減少していく見込みであるが、引き続き、選択と集中による投資的経費の縮減を図るなど、将来に負担を残さないよう身の丈にあった財政運営を行う。
公債費以外の経費に係る経常収支比率は、類似団体、全国及び県平均を共に下回っている。比率を押し上げる要因としては、人件費、物件費が主なものである。人件費については、職員の定員管理や給与の適正化、物件費については、施設の統廃合や更なる経費節減に努め、比率上昇の抑制に努める。
(増減理由)平成29年度は減債基金の取り崩し、平成30年度は財調の取り崩しにより、基金現在高は減少した。(今後の方針)中長期的には減少していく見通しである。
(増減理由)平成30年度においては、決算状況を踏まえながら取り崩しを行った。(今後の方針)災害への備えのため、決算の状況を踏まえ積み立てることとしているが、中長期的には減少していく見通しである。
(増減理由)基金運用利息の積立により増加した。(今後の方針)地方債現在高は、今後、減少していく見通しであり、運用利息の積立てのみとする予定である。
(基金の使途)地域活性化基金:地域の活性化及び住民の一体的な公共活動の促進公共施設マネジメント基金:公共施設のマネジメントの推進に伴う公共施設等の整備事業、集約化・複合化事業、転用事業、除却事業及び保全事業地域福祉基金:高齢者等の在宅福祉の向上、健康づくり、ボランティア活動の支援等高齢者保健福祉施策の推進防災対策基金:防災及び減災に関する事業、災害発生時における応急対策、復旧及び復興に関する事業並びに被災地への支援活動等に関する事業ふるさとづくり基金:寄附を通じた参加型の地方自治を実現し、愛南町のふるさとづくりに資するための事業(増減理由)地域活性化基金:地域コミュニティ事業への取り崩し公共施設マネジメント基金:運用利息による増防災対策基金:運用利息による増ふるさとづくり基金:ふるさと寄附金の積立による増(今後の方針)決算の状況を踏まえ積み立てることとしているが、中長期的には減少していく見通しである。
有形固定資産減価償却率は、類似団体、全国平均、愛媛県平均と比較しても低い水準にある。愛南町においては、公共施設等総合管理計画において、建築系公共施設の新規整備は必要最小限とし総量縮減に努めるとともに、施設の統廃合の検討、事後保全から予防保全に転換した施設の維持管理を推進することとしている。
債務償還可能年数は、類似団体、全国平均、愛媛県平均と比較しても低い水準にある。愛南町においては、地方債残高を9億4千万円程度減少したことが、愛媛県平均と比較しても低い水準であったと考えられます。公共施設等総合管理計画において、建築系公共施設の新規整備は必要最小限とし総量縮減に努めるとともに、施設の統廃合の検討、事後保全から予防保全に転換した施設の維持管理を推進することとしている。
実質的な将来負担の減少により、将来負担比率は低下傾向にあるが、有形固定資産減価償却率は1.8ポイント上昇している。将来負担比率及び有形固定資産減価償却率とも、類似団体と比較すると低い水準にあるが、公共施設等総合管理計画に基づき、今後、個別施設計画を策定する中で、公共施設の老朽化対策に積極的に取り組むこととする。
将来負担比率及び実質公債費比率とも、類似団体と比較すると低い水準にあるが、人口減少や地方交付税の合併算定替えの終了を控え、今後、一般財源の減少が見込まれることから、緊急度・優先度を考慮した事業の実施により、地方債発行を必要最小限とし、将来負担の抑制に取り組むこととする。