収益等の状況について
経年推移を見ると、コロナの影響が出るまでは、安定して黒字経営が行われていたが、今は厳しい状況にある。支出面では管理をシルバー人材センターに委託しており歳出の大部分を委託料が占めているが大型バスを10台駐車可能な公共施設であり委託料削減の為の閉鎖は難しい状況である。今後はコロナの影響を見ながら適切な運営の方法を考えていきたい。
資産等の状況について
当敷地は、敷地の地価が高いため、資産全体の価値は高いものと思われる。他の用途への活用も考えられるが、利用者からの需要が一定数あり、特に観光シーズンには町内の交通渋滞を緩和し、観光客の安全確保にも一役買っている点もふまえ、現状は駐車場のまま活用する考えである。
利用の状況について
現在はコロナの影響で極端に稼働率が下がっている状況である。それまでの稼働率は類似施設の平均を下回っているが、当該駐車場の営業時間が日中のみに限られていることのほか、近隣に24時間自由に出入りできる無人のコインパーキングが町内に点在する。さらに当該駐車場に大型バスが駐車すると普通車駐車スペースが極端に減り、自然と駐車台数も減ってしまう。しかし、町内に大型バスの駐車場が少ない中で当該駐車場は大型バスを10台駐車可能であり、バス利用の観光客の需要に対応できる点は観光振興への寄与にも結びついているものと考える。
全体総括
経年推移を見ると、コロナの影響が出るまでは、安定して黒字経営が行われていたが、今は厳しい状況にある。今後の課題は歳出の大部分を占める管理委託費を効率良く削減することである。今後はコロナの影響を見ながら適切な運営の方法を考えていきたい。