琴平町:町営駅前東駐車場

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収録データの年度

2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2018年度)

2012201320142015201620172018201920202021110%120%130%140%150%160%170%180%190%200%210%220%230%収益的収支比率
20122013201420152016201720182019202020210%他会計補助金比率
201220132014201520162017201820192020202115%20%25%30%35%40%45%50%55%売上高GOP比率

収益等の状況について

経年推移を見ると、安定して黒字で推移しており、健全な経営が行われている。料金収入面で課題を挙げるとすれば、営業時間が日中に限られていることと町内の主要観光施設からやや離れているために他の民間駐車場に利用客が流れていることのほか、月極利用が多い点であろうが、近接する役場そのものの駐車場が狭小である中で当該駐車場があることにより来庁者や職員の駐車スペースが確保されていることを鑑みると、当該駐車場の果たす役割は大きいと言える。また、駐車場の管理をシルバー人材センターに委託しているため、固定費として生じる委託料が歳出の大部分を占める点については、今後の費用削減に向けて無人ゲート等の採用も検討しつつ、より健全な経営を実現できるよう努めていきたい。
20122013201420152016201720182019202020210千円10,000,000千円20,000,000千円30,000,000千円40,000,000千円50,000,000千円60,000,000千円70,000,000千円80,000,000千円敷地の地価
20122013201420152016201720182019202020210千円10,000,000千円20,000,000千円30,000,000千円40,000,000千円50,000,000千円60,000,000千円70,000,000千円80,000,000千円設備投資見込額
20122013201420152016201720182019202020210%企業債残高対料金収入比率

資産等の状況について

施設の経年劣化により都度補修が必要な個所が生じ設備投資見込額が多額に上るものの、敷地の地価が高いため、資産全体としての価値は高いものと思われる。設備投資見込額は、経年劣化したカーゲートや発券機、レジスター等の取替を予定しているものである。敷地の地価と比較して設備投資見込額が過小であるため、民間譲渡や他の用途への活用も考えられるが、利用者からの需要が一定数あり、特に観光シーズンには町内の渋滞を緩和し、観光客の安全確保にも一役買っている点をふまえ、現状は駐車場のまま活用する考えである。
201220132014201520162017201820192020202152%54%56%58%60%62%64%66%68%70%稼働率

利用の状況について

稼働率の値が類似施設の平均を下回っているが、この原因は、収益面での課題と共通している部分が多いと思われる。中でも特に、当該駐車場の営業時間が日中のみに限られている一方で24時間自由に出入りできる無人のコインパーキングが町内に点在し、中には主要な観光地により近く、観光客が限られた滞在時間で効率的に観光したい場合に利便性の面で優れている。そのため、当該駐車場の需要が低下しつつあるものと思われる。しかし、役場駐車場が不足する際には代替駐車場としての機能を果たすという点で、当該駐車場に対する需要は常に一定数あるものとして期待できる。

全体総括

経年推移を見ると、安定して黒字の経営ができているが、今後の課題は歳出の大部分を占める管理委託料を削減することである。経年劣化した施設が多く、営業時間の延長にも繋がる無人料金精算システムの導入等も検討し、経営戦略の策定とともに費用の削減、収益の増加に向けて取り組んでいきたい。