経営の健全性・効率性について
林業集落排水事業の概況①経常収支比率おおむね100%で推移している。なお、総収益のうち他会計からの補助金が39.7%占めている。③流動比率100%に大きく満たないが、改善する方向に推移している。⑤経費回収率100%を大きく下回り、類似他団体よりも大きく差がある。人口減少による使用料収入の減少もあるので、今後は処理方式の検討も含めて対応していく必要がある。⑥汚水処理原価類似団体より高額であるが昨年度よりは改善している。著しく事業規模が小さいため単年度ごとの修繕の有無で大きく変動する。⑦施設利用率全国平均は下回っているがわずかに好転している。⑧水洗化率類似団体を若干下回っているので、今後も地区内の水洗化に努める。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率類似団体と比較して低くなっているが、上昇傾向にあるため、今後の更新を計画する必要がある。③管渠改善率整備年が遅く、更新することがないため実績がない。
全体総括
当町の下水道4事業のうち、林業集落排水は過疎地域であり、また地形も起伏が多いため、経費回収が厳しい状況である。処理方法も含めて検討していく必要がある。