鏡野町:特定環境保全公共下水道
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33:岡山県
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鏡野町:特定環境保全公共下水道
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経営比較分析表(2017年度)
経営の健全性・効率性について
特定環境保全公共下水道は奥津温泉街を処理区域としており、処理面積は狭く定住人口も少ないのですが、道の駅や温泉施設、旅館等も処理区域に含むため、季節により処理水量に大きな変動があります。観光地であること、また国指定の名勝「奥津渓」にも近いことから、高度処理と呼ばれる「膜分離活性汚泥法」という処理方式を採用しており、処理水質は上質なものとなっています。経営の健全性・効率性①収益的収支比率は100%(収入で維持管理費等の収益的支出が賄えている状態)ですが、⑤経費回収率が23%程度であることからも分かるように、一般会計からの繰入金が大きなウエイトを占めています。⑥の汚水処理原価も上昇していますが、会計規模自体が小さいため、修繕費等の状況により大きく変動します。⑦施設利用率、⑧水洗化率については、ほぼ横ばいの状態となっています。このうち、施設利用率については平成32年度にも隣接する農業集落排水施設(奥津北地区)を取り込む予定としていることから、改善が期待できます。
老朽化の状況について
本事業は、供用開始が平成18年3月31日と比較的新しいことから、管路については更新の検討等は必要ない状況です。しかし、処理場の機械電気設備やポンプ設備等、耐用年数の短い箇所については修繕費も増加しており、計画的な更新の検討が必要となっています。
全体総括
本事業については、平成32年度にも予定している農業集落排水施設の取り込みにより、経営状況等は大きく変わるものと予想しています。また平成30年度より公営企業会計制度を適用したことから、より詳細な経営分析・経営計画策定が可能になります。施設設備の更新計画策定と併せ、より効果的・効率的な経営を目指します。