西宮市:中央病院

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収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度

経営比較分析表(2020年度)

地域において担っている役割

・がん医療を始めとする高度な医療を提供する地域の中核病院としての役割を果たしている。・小児救急を含む2次救急を中心に病院群輪番制の下、民間医療機関などとの協力により市内の救急医療の一翼を担っている。・地域の医療機関などとの連携を強化し、地域完結型医療の構築に向けて、中心的な役割を果たしている。なお、令和元年6月に兵庫県知事より「地域医療支援病院」の承認を受けた。・大規模災害時においても継続して医療の提供ができるよう、院内の体制の整備を図るとともに、他の医療機関や関係団体との連携強化に努めている。

経営の健全性・効率性について

当院では、新型コロナウイルス感染症患者の入院受入を行うため、既存の1病棟を同感染症患者の専用病棟に転用し、対応にあたった。このことにより、一般の入院患者数は減少、外来患者数についても緊急事態宣言の影響による患者の受診控えなどにより減少した。その結果、医業収益が減少し、医業収支比率は悪化した。一方で、同感染症患者の入院受入病床の確保に伴い国や県の補助金の交付を受けたことにより、医業外収益が増加し、経常収支比率は改善した。なお、地方公務員法等の改正に伴う令和2年度からの会計年度任用職員制度への変更に伴い、職員給与費対医業収益比率は悪化した。

老朽化の状況について

当院は、建築後40年以上が経過しており、建物は老朽化している。県立西宮病院との統合を令和7年度に控えており、現病院については建物機能の維持・補修を中心に行っていることから、基本的に有形固定資産減価償却率及び器械備品減価償却率はともに増加していくと考えている。なお、令和2年度においては、新型コロナウイルス感染症患者の受入等にかかる国や県の補助金を活用し設備投資を行った結果、有形固定資産減価償却率及び器械備品減価償却率はともに減少した。

全体総括

当院は、県立西宮病院と統合し、統合新病院の開院(令和7年度予定)に伴い閉院する。統合までの間、現状の水準を引き下げることなく医療サービスを提供し、現在担っている役割をしっかりと果たしていくことが必要であり、新病院に機能の継承を図るためには、経営改善は不可欠となっている。こうした状況を踏まえ、令和2年4月には「経営改革プラン」を改定し「医療サービスの向上」と「経営の健全化」に向けた各種の取組を継続・強化することとした。一方で、新型コロナウイルス感染症の影響により病院経営を取り巻く状況は一層厳しさを増しているが、公立病院として市民の命と健康を守る役割を果たしていくとともに、経営改善に向けた取組を着実に実施していく。

類似団体【4】

子ども総合医療・療育センター 市立病院 市立病院 国保黒石病院 市立病院 釜石病院 二戸病院 盛岡市立病院 宮城県立こども病院 公立刈田綜合病院 横手病院 角館総合病院 公立岩瀬病院 西部メディカルセンター 栃木県立がんセンター 循環器病センター 佐原病院 こども病院 海浜病院 柏病院 市立病院 足柄上病院 循環器呼吸器病センター 十日町病院 富山県リハビリテーション病院・こども支援センター 金沢医科大学 氷見市民病院 岡谷市民病院 国保浅間総合病院 こども病院 多治見市民病院 羽島市民病院 下呂病院 浜松市リハビリテーション病院 伊東市民病院 菊川市立総合病院 静岡県立こども病院 共立蒲原総合病院 あいち小児保健医療総合センター 常滑市民病院 名張市立病院 尾鷲総合病院 伊賀市立上野総合市民病院 紀南病院 高島市民病院 綾部市立病院 市立病院 貝塚病院 市立柏原病院 十三市民病院 こども病院 中央病院 川西市立総合医療センター 生駒市立病院 国保中央病院 南奈良総合医療センター 国保野上厚生総合病院 市立病院 雲南市立病院 尾道市立市民病院 尾道市公立みつぎ総合病院 光市立光総合病院 光市立大和総合病院 山陽小野田市民病院 三好病院 小豆島中央病院 市立八幡浜総合病院 あき総合病院 飯塚市立病院 福岡市立こども病院 福岡市民病院 地方独立行政法人筑後市立病院 地方独立行政法人くらて病院 伊万里有田共立病院 市立大村市民病院 島原病院 壱岐病院 対馬病院 荒尾市民病院 山鹿市民医療センター 中津市民病院 国東市民病院 日南病院 出水総合医療センター 医師会医療センター