福知山市:福知山市民病院 大江分院
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福知山市民病院 大江分院
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経営比較分析表(2021年度)
地域において担っている役割
大江分院は、市の国保新大江病院を平成27年4月から市立福知山市民病院の分院として開院した。開院後は福知山市民病院本院と連携するとともに、地域に根付いた住民の医療拠点として、訪問診療や訪問看護などの在宅医療の充実に努めている。さらに、本院と連携し将来地域の医療を担う家庭医を目指す総合診療医の養成施設としての役割を果たしている。
経営の健全性・効率性について
医業収支は100%を下回り、厳しい経営状況であるが、不採算病院等の基準に基づく一般会計からの繰入により、経常収支では黒字を計上している。病床利用率は平均値を上回っているが、医療必要度の低い療養病床(全体の約4割)があるため、入院診療単価は平均値を下回っている。医業収益に対する費用では、給与費は平均値より若干高いが、材料費は平均値を大幅に下回っている。
老朽化の状況について
平成27年に市から移譲を受ける際に主要な医療機器等整備を行ったため、移譲直後は減価償却率が低くなっていたが、減価償却が進み器械備品の減価償却率は令和元年度から平均値を上回っている。療養型病床が68床中28床を占めており、手術機器や検査機器等の大きな設備投資がないため、1床当たりの有形固定資産は平均値を大きく下回っている。
全体総括
大江分院は福知山市民病院本院と連携をとりながら住民の一般診療、救急医療、在宅医療などを担っている。人口減少等により患者数が減少しており厳しい経営状況ではあるが、不採算病院等の一般会計繰入により黒字経営を維持している。こういった状況等に鑑み、病床機能のあり方を検討・精査し、令和4年度から一般病床を地域包括ケア病床として新たに運用開始している。引き続き、福知山市民病院本院とも連携し、地域の実情に合わせた病院機能や病床機能などを維持しつつ、効率的な事業運営していく必要がある。