滋賀県:総合病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2017年度)

地域において担っている役割

がんをはじめとした専門分野において、手術、化学療法、放射線治療のほか、リハビリテーション、再建医療、緩和ケアも含めた多角的総合的な医療、ケアを提供するなど、県内全域を対象とした、高度な医療の提供を担っている。また、脳・心臓血管疾患を中心に24時間体制で救急患者を受け入れるなど、救急医療の提供を担っている。

経営の健全性・効率性について

・延入院患者数の増加により増収を達成したものの、新病棟の開棟(H28.11)に伴って減価償却費が増加したことなどより、経常収支比率は、ほぼ前年度並みとなった。・新病棟の開棟により通年の延べ病床数が増加しているため病床利用率は前年度並みだが、新入院患者数、延入院患者数が増加しており、病棟整備の効果が表れ始めている。・増床に備えて医療職の採用を計画的に増やしてきたため、職員給与費医業収益比率が増加していたが、新病棟が稼働して見合う収益が確保され始め、今年度は減少に転じている。・高額な抗がん剤治療にも幅広く対応しており、材料費対医業収益比率は全国平均よりもやや高いが、購入価格の抑制に努めており対前年度比で減少を実現した。

老朽化の状況について

・有形固定資産について、新病棟の建設をはじめ、施設・設備の更新を進めており、有形固定資産減価償却費率は減少傾向にある。・器械備品についても、新病棟の建設と併せて新たな医療機器を多数導入したほか、平成29年度も高額な機器の更新を実施した。医療技術が高度化する中で、引き続き、安全で質の高い医療を提供していくため、医療機器の整備と計画的な更新を進めていく必要がある。・高度な医療の提供に向けた、建物、医療機器などにより1床あたり有形固定資産の保有が全国平均よりも多い傾向が見られる。

全体総括

当院では、がん、血管病をはじめ、加齢に伴って複合的に生じる疾患に対して困難な症例にも対応できるよう高い専門性を有する人材を確保するとともに、新病棟を含めた高度な医療機能を備えた設備、機器を整備してきたところ。平成29年度は新入院患者数、延入院患者数が増加するなど、設備、機器の整備に見合った医療提供の効果も表れ始めた。一方で、減価償却費が増加するなど、費用的な負担も増している。今後も引き続き、安全で質の高い医療の提供に努めて、収益の確保につなげていくとともに、労働生産性の向上による時間外勤務の縮減や価格交渉による材料費の削減など費用の適正化を図り、単年度黒字化を達成、累積欠損金を減少させていく必要がある。

類似団体【1】

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