収益等の状況について
①収益的収支比率がR01まで100%以上で他会計補助金等に頼ることなく健全経営を続けていたが、R02は新型コロナウィルスの影響により100%を下回ったと考えられる。④売上高GOP比率及び⑤EBITDAも同様に減少したと考えられる。なお、H30に収益等が例年と比べ大きく下回ったのは、精算機器の更新により総費用が多かったためである。
資産等の状況について
地方公営企業法を適用していない及び地方債の借り入れがないため、⑥有形固定資産減価償却率、⑨累積欠損金比率、及び⑩企業債残高対料金収入比率について「該当なし」となっている。なお、細かな施設の更新や修繕は今後必要に応じて行っていく。
利用の状況について
駅の送迎等の利用が多いため、短時間利用が多く1区画あたりの駐車台数が多いため、⑪稼働率が平均値よりも高くなっていると考えられる。市主要駅や商業施設が周辺にあり、利用者の傾向として駅の送迎や商業施設の訪問を目的としているため、駐車場としてのニーズはあると考えられる。R02は新型コロナウィルスの影響により稼働率の低下が見受けられる。
全体総括
H30に収益が減少したものの、機器更新の影響によるものであり、他会計補助金等に頼ることなく概ね黒字経営を続けられていた。R02に新型コロナウィルスの影響が見られるものの本駐車場は、駅の送迎等による短時間利用の需要が多く、安定した収入を得ており、今後も継続して経営していく必要がある。経営戦略についてはR02年度に策定済みである。