収益等の状況について
①収益的収支比率については70%弱で推移している。また、④売上高GOP比率及び⑤EBITDAについてはマイナスの数値となっている。いずれも収支が赤字であることを示している。理由として、駐車場の敷地を借地しており借地料がかかる、大半が定期利用である等があげられる。なお、H29は時間貸部分の改修工事を行ったため、特に数値が下回っている。
資産等の状況について
地方公営企業法を適用していないため、⑥有形固定資産減価償却率及び⑨累積欠損金比率について「該当なし」となっている。また、⑩企業債残高対料金収入比率については、企業債残高が無いため0となる。なお、細かな施設の更新や修繕は今後必要に応じて行っていく。
利用の状況について
時間貸・定期貸併用駐車場であり、定期貸区画が大半であるため、1台あたりの駐車時間が長く、1日の平均台数が少ない状況となっている。⑪稼働率について、平均値と比べ低くなっており、R02、R03は更に減少傾向となった。利用者の傾向として周辺施設への通勤等が目的であるため、駐車場としてのニーズはあると考えられる。
全体総括
本駐車場は、駐車場の敷地を借地しているため、借地料が影響して収支が赤字となっている。今後は、敷地を返還して駐車場の廃止等を含めて今後の方針を検討する必要がある。経営戦略についてはR02年度に策定済み、R06年度の指定管理者更新の際に見直し予定である。