収益等の状況について
駅に最も近い駐車場であり利便性が良いため、⑤EBITDAは平均値を下回っているものの、①収益的収支比率及び④売上高GOP比率は平均値よりも高く推移している。しかし、H30に精算機器の更新を行い、総費用が多かったため、①収益的収支比率、④売上高GOP比率及び⑤EBITDAが例年と比べて大きく下回り、平均値も下回った。①収益的収支比率についてH27が高い理由は、他事業の影響で収容台数が少なくなり管理費用が小さくなったためであり、H29が前年と比較して高い理由は駐車料金を値上げした影響である。
資産等の状況について
地方公営企業法を適用していない及び地方債の借り入れがないため、⑥有形固定資産減価償却率、⑨累積欠損金比率、及び⑩企業債残高対料金収入比率について「該当なし」となっている。なお、細かな施設の更新や修繕は今後必要に応じて行っていく。
利用の状況について
駅の送迎等の利用が多いため、短時間利用が多く1区画あたりの駐車台数が多いため、⑪稼働率が平均値よりも高くなっていると考えられる。市主要駅や商業施設が周辺にあり、利用者の傾向として駅の送迎や商業施設の訪問を目的としているため、駐車場としてのニーズはあると考えられる。
全体総括
H30に収益が減少したものの、機器更新の影響によるものであり、他会計補助金等に頼ることなく黒字経営を続けられている。駅の送迎等による短時間利用の駐車場として安定した収入を得ており、今後も継続して経営していく必要がある。経営戦略についてはR2年度に策定予定。