一宮市:公共下水道

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収録データの年度

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経営比較分析表(2018年度)

2010201120122013201420152016201720182019202020210%累積欠損金比率
201020112012201320142015201620172018201920202021100%120%140%160%180%200%220%240%260%280%流動比率
20102011201220132014201520162017201820192020202156%58%60%62%64%66%68%70%72%経費回収率
2010201120122013201420152016201720182019202020210.09円0.1円0.11円0.12円0.13円0.14円0.15円0.16円0.17円0.18円0.19円0.2円0.21円汚水処理原価
20102011201220132014201520162017201820192020202140%41%42%43%44%45%46%47%48%49%50%51%52%53%施設利用率
20102011201220132014201520162017201820192020202168%69%70%71%72%73%74%75%76%水洗化率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率が平成29年10月の使用料改定の影響により改善したものの、処理場の老朽化による修繕費の増加などもあり、類似団体平均値と比べても低い状態が続いており、⑤経費回収率についても使用料改定の影響で上昇したが、類似団体平均値と大幅に乖離しているため、一般会計からの基準外繰入金(汚水処理に係る資本費)に依存をしている状態であると考えられる。⑧水洗化率は接続促進活動等により前年度に比べ上昇しているが、類似団体平均値と比べ大きく下回っている。①⑤⑧の改善策として、有収水量を増加させるため、平成29年4月より組織体制を見直し、未接続世帯への戸別訪問等を行い下水道接続推進活動の強化を続けている。④企業債残高対事業規模比率は、平成29年10月の使用料改定の影響で下水道使用料が増額となったことなどにより対前年度比では改善されたものの、依然として類似団体平均値を大きく上回っている。⑥汚水処理原価は前年度と同値だが、類似団体平均値と比べ高い状態である。⑦施設利用率が類似団体平均値より下回っているが、地場産業の衰退により排水量がピーク時より減少しているため、処理能力の見直しをする必要があることから、県の流域下水道との統合(広域化)やダウンサイジングを検討していく。
2010201120122013201420152016201720182019202020210%5%10%15%20%25%30%35%40%有形固定資産減価償却率
20102011201220132014201520162017201820192020202113%13.2%13.4%13.6%13.8%14%14.2%14.4%14.6%14.8%15%15.2%15.4%15.6%管渠老朽化率
2010201120122013201420152016201720182019202020210%管渠改善率

老朽化の状況について

下水道事業の開始がかなり早いため類似団体平均値に比べ老朽化した資産の割合が高くなっている。また市内には整備が完了している単独公共下水道区域と現在拡張中である流域下水道区域の2種類の区域があり、老朽管更新工事より流域下水道区域の拡張を優先して進めてきたため③管渠改善率は類似団体平均値を下回っている。今後については新規拡張より改築更新に重点を置き、管渠の長寿命化を図っていく。

全体総括

単独公共下水道区域と流域下水道区域の2種類の区域があり、単独公共下水道区域では主に施設や管渠の改築更新、流域下水道区域では主に整備計画に基づき布設するための投資を行ってきた。経常収支比率、経費回収率共に類似団体平均値を下回っていたことから、平成29年10月に下水道使用料の改定(平均約14%値上げ)を行ったことで平成30年度のこれらの数値は改善した。その効果の検証を続けながら、区域内での下水道への接続を推進することにより収入の更なる増加を目指していく。また、平成30年度に策定した経営戦略を踏まえた投資や維持管理費用の見直しにより経営改善を図っていき、令和5年度までに経営戦略の見直しを行う予定である。