収益等の状況について
①収益的収支比率が100%を下回り、④売上高GDP比率が2.3%、⑤EBITDAがマイナスとなっている。これは本駐車場が市庁舎への来庁者用駐車場としての役割も担っており、当該利用用途の場合は、駐車料金が免除となることから、収支比率が落ち込む原因となっている。また本駐車場は、来庁者用駐車場としての性格を鑑み、有人のため他の市営駐車場と比べ委託料が高いことも要因として挙げられる。今後は、令和元年度からの指定管理者制度の導入により経費節減に努め、市庁舎利用以外の利用を促進し、更新投資等に充てる財源を確保しつつ健全経営に努める。
資産等の状況について
平成28年に供用開始した新設駐車場のため、現時点では将来の設備投資額は見込んでいない。市内には築30年を超える駐車場が複数あるため、本駐車場への設備投資にかかる優先度は金額、時期ともに最も低い。したがって⑧設備投資見込額は0となった。
利用の状況について
本駐車場は市庁舎への来庁者駐車場としての役割も担っていることから、稼動率は高い状況にあり、今後もこの状況が維持されるものと考えられる。
全体総括
稼働率は他の駐車場と比較して高い状況にあるが、市役所来庁者用駐車場としての役割を担っていることから、収益の状況が比例していない状況にある。令和元年度からは指定管理者制度を導入しており、サービス向上や経費の節減に努め、更新費用等に充てる財源を確保しつつ健全経営に努める。